だが、カードローン申込時に、ガン保障特約付きプラン「Bright」を選ぶと、引受保険会社はカーディフ生命、保険契約者および保険金受取人はオリックス銀行となり、被保険者がお客さま(ローン債務者)になるため、「保険金は、死亡・高度障害またはガンと診断確定されたときの借入残高に充当されるため、診断確定時の未返済債務の返済が不要(借入残高と保険金が同額の場合)になります」と中島部長(以下、本記事内の全てのコメントは中島部長)。
つまり、診断確定時点の借入残高が0円になり、カードローンの返済の心配をせずにガンと闘うことができるというわけだ。
保険料はオリックス銀行が負担。手続きはウェブで完結
気になるのは、ガン保障特約付きプラン「Bright」の保険料と保険加入のための手続きだろう。保険料は高いのか、手続きは面倒なのか?
まず保険料について中島部長は、「お客さまの負担はない」と明言する。
「保険料は当社が負担するので、カードローンの金利への上乗せや手数料を頂くことはありません」
では、保険加入手続きはどうか。健康診断書など書類の提出といった煩わしさはなく、オリックス銀行のウェブサイト上で、カードローン申込時に必要事項を確認し、同意した上で「『Bright』への加入を申し込みます」を選択するだけだ。
保険料の負担なく、ほとんど手間をかけずにガン保障特約付きプラン「Bright」に加入することができる。
オリックス銀行はなぜ、ガン保障特約付きプラン「Bright」というサービスを開発したのだろう。
カードローンという商品は競争が激しく、金利差や限度額の差はほとんどない。
「そこで私たちは、お客さまのためになるサービスを提供することで差別化を図りたいと考えたのです」
「差別化のためには、当社が『3つの約束』として掲げる『Simple(シンプルであること)』『Open(オープンであること)』『ORIX(オリックスであること)』にかなった商品であることに加えて、“お客さまに寄り添うこと”が重要なポイントになります。お客さまが困ったときにこそフォローをしたいという想いを込めて開発しました。この特約によりお客さまの安心感が高まるのではないでしょうか」
ガンと診断されれば誰でも不安になる。家族だって同じ気持ちを抱く。そんなときに、ローン返済の心配が少しでも軽減されれば……オリックス銀行のそんな願いが込められたサービスだ。