「元手を増やす」ためには
どうすればいいのか

 元手をドカンと増やすことで一気に富裕層のレールに乗る。そのための手段としては、三つあると思います。

 仕事で成功する、資産運用でハイリスクハイリターンの取引を行って元手を確保する、相続で資産を引き継ぐ、この三つです。

 先述のように借り入れでレバレッジを掛けて不動産投資をするハードルが上がっている今、金融商品では信用取引や外国為替証拠金取引(FX)、 差金決済取引(CFD)などは気軽にレバレッジを掛けられますので資産運用の手法としては現時点で有効と言えるでしょう。ただ、マーケットで勝ち続けること自体は非常に難しいことです。私個人としては、ハイリスクハイリターンの取引はお勧めしません。

 資産運用の結果は、市場環境の影響を大きく受けます。もうかるときは大体もうかり、難しいときは何をやってももうからない。アメリカが資産運用大国なのは、NYダウ、SP500はじめ米株が数十年以上にわたって右肩上がりだからです。今は空前のカネ余り相場であり、お金を持っている人はもっともうかる、そんな状況になっています。

 一方で、私がプライベートバンカーだった2008年頃はリーマンショック、そして後に続くギリシャ危機、東日本大震災の影響で株などの資産運用はめちゃくちゃな時代でした。そんなとき、経営者のお客さまはよくこう言っていました。「資産運用はいろいろやったけど、結局、一番もうかったのは自分のビジネスだった」と。

 自らのビジネスで収益を上げ、その豊富な元手で資産運用を行って資産を大きくする。結局のところ、それが市況に左右されない富裕層の資産の増やし方、一番の正攻法と言えるのかもしれません。

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