国内には235万人の「親リッチ」と称される上級国民が存在するという。彼ら彼女らは「資産を世襲」する二つのノウハウを持っている。その正体とは?特集『新・階級社会 上級国民と中流貧民』の#14では、一般世帯とは隔絶された上級国民の世界に迫る。
「上級国民」が持つ
2つの資産世襲術とは?
「日本の『上級国民』は、自らの資産を“世襲”するためのノウハウを大きく二つ持っている」──。富裕層の資産管理を長年にわたって手掛けてきた外資系プライベートバンカー(PB)はそう明かす。
中流階層が貧困層に転落するのとは対照的に、一部の上級国民たちは巨額の富を巧みに保持し続けているという。その二つの「資産世襲術」とは何なのか?順を追って解説していこう。