正当な人事評価と報酬が
顧客満足を高める 

コロナ禍を乗り切った原動力は、エス・ケイ通信が掲げる大家族主義に根差す
緊急事態宣言解除後の2021年10月8日、東京・新宿住友ホールでの「第23期経営方針発表会」を開催、頑張った社員を表彰した

 コロナ禍という非常事態に経営陣・社員が一致団結できたのは、全社員が常に持ち歩くクレド(行動指針)にも書かれている「大家族主義」(他人事でなく家族のように真剣に接すること)という経営理念と「一蓮托生」(結果の善し悪しに関わらず、人と運命や行動を共にすること)という社是が浸透しているからだ。それはお互いを甘やかすという意味ではない。廣瀨社長は、透明で明確な人事評価制度を作り上げ、「結果を出した社員には、相応の評価と報酬を与えます。それがモチベーションを高め顧客満足向上につながります」。

全社員が持ち歩く「エス・ケイ通信社員BOOK」には、経営理念・社是、メッセージ、クレドが記載されている

 また、社員教育を重視する廣瀨社長は、“できる社員”を育てるため、社員教育制度を充実させる一方、パートナー企業と呼ぶ代理店の営業担当者のスキルアップのために名古屋支店には研修センターを新設。この1年で数多くの戦力を育て上げた。

 結果、業績は好調だ。創業以来22期連続で増収増益を続けており、新型コロナ感染拡大により多くの企業が減収減益を余儀なくされた2021年度(22期)も着実に売り上げを積み上げ、売上高135億円を達成。22年度(23期)は150億円を目標とした。21年度からは、ドローンを駆使した映像で一層の販促を図る「ドローン映像制作」と、顧客のサービスをストーリー仕立てに分かりやすく表現する「マンガ制作」が本格的に動きだし、業績寄与が期待されている。

「節目の200億円も近々達成できそうです」。そう話す廣瀨社長の目は、コロナ後の市場を見据えていた。

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