リピーター増で業績好調。コツコツと顧客満足を積み重ねる

 緊急事態宣言の解除直後、サロン事業において21年10月は過去最高の業績だった*4。「お客さまと社員に深く感謝しています。コロナ禍で体の不調を感じた人が多く、リピーターさまを中心に通いたいと思ってもらえた。そこに社員が誠心誠意寄り添い、サポートをしてきたことが伝わった」と胸を張る。「ヒット商品が出れば業績が跳ね上がるメーカーと違い、私たちの業態は地味なビジネスモデル。コツコツと顧客満足を積み重ねることしかできません。そしてそれは社員の頑張りに支えられているのです」と村田会長。

健康予防産業のリーディングカンパニーで多角化とDX化を進めるトップの健康と人財力を軸にした成長戦略

 創業20年で350店舗と事業が急成長した、その理由を村田会長は次のように分析する。日本のリラクゼーション・マッサージ業界の歴史は実は浅い。富裕層向けの高級スパのようなものしかなかった市場に、ここ20~30年で10分1000円前後の中価格帯のサービスが興隆した。「その大きな流れに乗り、他社と大きく差別化した、A.P.バランス®という本格的な整体技術の分野を開拓したことが大きい」。

 整体サロンといえばもともと「敷居が高いイメージ」だったが、同社では多店舗展開に当たりショッピングモールなどへの出店で、オレンジを基調にした店舗のレイアウトなど、明るく親しみやすいイメージを訴求してきたことも奏功した。

 より一層の成長を期して定めた5カ年計画では店舗数500店舗を掲げ、22年度は50店舗の出店を計画する。国内の店舗数を減らさず、コロナ禍でも出店はプラスを維持した。ただ、やみくもに出店するのではなくサービスレベルを維持できるバランスを見ながら積極投資していく考えだ。

 フランチャイズ(FC)店舗の比率は約40%。同社ではフランチャイズ加盟店と呼ばずカラダファクトリーの理念を共に掲げるオーナーとして「トップパートナー」という呼称を用いている。今後は熟練の社員の独立、「のれん分け」を支援する形も含めたFC店舗も増やしていく方針で、若干FCの比率が上がると予想する。

*4 2021年11月末現在