成功の原動力は「人」、少数精鋭の開発チーム
開発本部長
グローバル臨床開発部長
永濵文子氏
成功確率が極めて低い医薬ベンチャーにおいて、わずか13年でこれだけの成果を上げている企業は少ない。開発を成功に導き、順調な成長を続けてこられたのはなぜなのか。
「当社の財産は間違いなく『人』です。例えば臨床開発チームは日本と中国の両方にあり、専任メンバーは計5人のみ。少数精鋭で、経験値、技術全てがそろったメンバーで組んでおり、各自が『ソレイジアの代表』という意識を持ち、自分で考えて目標に向かって動くことができるのが当社のチームの強みです」と、開発本部長でグローバル臨床開発部長の永濵文子氏は胸を張る。中国、韓国など、さまざまな国の人々とチームを組んで開発を進めていくためのポリシーは、「respect each other(互いに尊敬し合う)」。国籍、性別に関係なく尊重し合い、直接対話で絆を深め、何事も横の関係で進めてきたという。
「中国では、信頼できる現地の人を現地で雇わなければ何も始まらない。当社の成功の一番の要因は、現地で信頼できる人を見つけられたことです。中国の高名ながん専門医と良好な関係を築き、開発だけでなく販売でも強力な後押しを得られているのも現地スタッフのおかげです」(荒井氏)
日本と中国の社員数は80人ほど、そのうち6割が女性だ。
過酷な新薬市場と手強い中国市場。これらの壁に立ち向かい、躍進する「アジアの太陽」は、ダイバーシティーから生まれるエネルギーを糧に、今後ますます輝いていくことだろう。
Solasia Medical Information
Consulting (Shanghai) Co. Ltd.
ジェネラルマネージャー、医師
ウェイウェン(ヴィヴィアン)・チャン氏
私がソレイジア・ファーマに入社したのは、がん領域に特化した会社だったからです。がんのような「いまだ有効な治療法がない病気」を治す新薬は、中国でも要望が強く、大きなやりがいを感じます。また、ソレイジアが中国市場に参入した直後でもあり、私の医師としての経験、製薬企業での経験を生かし得る最良の機会でした。
私たちは、がん領域における革新的な医薬品の開発を進めています。最近では、二つの製品の中国市場への参入に成功しました。ソレイジア中国は、2014年に設立し、上海、北京、広州の三つの拠点を有しています。これまで医師とは健全で良好な関係を構築・維持しており、今日では、医師の間ではがん領域の有名ブランドとして周知されつつあります。
私たちの経験豊富なチームは、患者さんの人生を変える治療法を模索し、その開発に情熱を注いでいます。当初は数人のメンバーで始めましたが、今では中国で60人近くの組織になりました。全メンバーが中国の患者さんに貢献するために取り組んでいます。
ソレイジア・ファーマ株式会社
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