言葉がリアルタイムでテキストになる時代は、すでに到来している。iFLYTEKの独自開発技術を集結したAIライティングレコーダーの実力

1999年の設立以来、音声認識や音声合成、機械翻訳などの人工知能(AI)技術の研究開発をリードし、AI音声技術の分野において各国際コンテストでも評価の高い独自の技術力を誇るiFLYTEK(アイフライテック、本社中国)。近年、グローバル展開を強化する中、2020年1月にiFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONSを設立。21年にはAIライティングレコーダーの新製品を投入した。同社取締役副社長兼COOの孫嘉人氏に、新製品の特徴やユーザーの声、製品開発の舞台裏、今後の展望などについて話を聞いた。

独自開発技術を搭載した多機能・高品質の「AIライティングレコーダー」

 iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONSが2021年8月20日に発売した、音声を自動で文字起こしするAIライティングレコーダー「VOITER(ボイター)」と「VOITER mini(ボイターミニ)」が今、話題になっている。

 iFLYTEK(本社)は、雑音環境での音声認識技術を競う国際コンテスト「CHiME(チャイム)」で2016・2018・2020年(隔年開催)に世界No.1を受賞。VOITER・VOITER miniは、iFLYTEKの音声認識技術と高度なノイズ処理テクノロジーを搭載した、多機能・高品質の「AIライティングレコーダー」だ。Wi-Fiなどのネットワーク接続時、クラウドサーバーと通信しながら音声を自動で文字起こしする。21年末時点で、日本語と英語の文字起こしに対応している。

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