“オーナー保護”の視点で展開する、投資用不動産開発のワンストップサービス

資産承継に向く
不動産小口化商品

──新たな事業展開として、不動産小口化商品の販売を開始されています。

蜂谷　18年から、不動産特定共同事業法に基づく不動産小口化商品「Grand Funding（グランファンディング）」シリーズの販売を開始しました。一棟不動産を小口化し、1口100万円・5口500万円から、任意組合型スキームで共有持ち分として投資する不動産商品です。お客さまの資産状況に合わせた投資が可能で、需要拡大が見込まれる相続市場を見据えた商品として期待しています。

　小口化商品は、口数ごとでの分割が可能ですから、遺産分割時に各相続人の状況に応じて柔軟に承継することができます。また、通常の不動産であれば物件の一部譲渡（贈与）の際は登記が必要となりますが、本商品は1口単位で譲渡が可能で登記も不要であることから、暦年贈与にも最適な商品です。相続の争いを事前に防ぐためにも、ぜひ活用していただきたいと考えています。

　昨年3月に販売した三軒茶屋の物件は既に完売、6月に募集を始めた代田橋の物件も人気が高く、今後は同商品の棟数を増やしていく予定です。

──最近は大型物件や高付加価値物件も手掛けています。

蜂谷　東京のレジデンス市場のポテンシャルは高く、国内外の機関投資家や法人からの需要が増えています。そうした需要に応える形で、一棟10億円以上の大型物件や、ターゲットとコンセプトを明確化した高付加価値物件の開発を推進しています。

　前述したように新築物件の供給数が少ない中、居住用不動産の高騰はしばらく続くと予想されます。今後も多様なお客さまのニーズに応えるため、信頼関係を築きながら、長期安定的な優良物件を提供していきたいと考えています。