「Way to ZERO」を提唱しカーボンニュートラル企業へ。持続可能なモビリティーを実現する電動化・脱炭素戦略と、新型EV

国産メーカーを凌駕する、充実の急速充電ネットワーク

　EVの生命線は充電ネットワークだ。特筆すべきは、158拠点（22年11月現在）のID・4取扱店舗全てに、オーナー専用の90kW級の急速充電器が順次設置されること。

110拠点以上（22年12月末現在）の「プレミアム チャージング アライアンス」と、158拠点のフォルクスワーゲン・ディーラー網が利用できることは大きな安心感につながる

　また、ポルシェとアウディが参加する150kW急速充電器を持つ「プレミアム チャージング アライアンス」にフォルクスワーゲンも加盟したため、22年12月末時点で日本国内約210拠点・220基（3ブランド合計）の急速充電施設が利用できるようになるという。もちろん「e-Mobility Power」の充電施設も利用できる。

　90kW急速充電器で、Pro Launch Editionのバッテリー警告灯点灯から残容量80％までの充電時間は約40分（条件により異なる）。40～50kW以下の充電器で30分の利用時間で充電した際の充電容量、そして現状の公共充電施設の混雑ぶりを考えると、享受できる利便性はID・4オーナーにとって福音といえるだろう。

　時代のニーズに応える自動車を世界中の人々に手の届く価格で届け、新技術もいち早く普及させてきたフォルクスワーゲン。ファミリーユースにも適したID・4の価格は499万9000円（Lite Launch Edition）から。家庭用充電器設置費用サポートや、EV関連の質問に24時間365日対応する「ID・コンシェルジュ サービス」も用意する。「Way to ZERO」の日本での第一歩に注目したい。