物価上昇の勢いが止まらず、生活費の負担は増す一方だ。切り詰められる支出は何とか減らしたいところだが、効果的なのが携帯電話契約の見直し。大手キャリア(通信会社)のサービスから格安SIMに乗り換えれば、驚くほど安い料金で通話やホームページ閲覧、SNSが楽しめる。値上げが続く流れに逆らい、価格はそのままでデータ量を増量する格安SIMも登場した。

止まらない物価上昇!せめて携帯電話料金は安くしたい。5ギガで月990円、価格据え置きでデータ量アップを実現した格安SIM

格安SIMに乗り換えれば、通信費は毎月数千円マイナスも可能に

 厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は今年1月まで10カ月連続で減少。さらにコロナ禍や地政学リスクによって食料、エネルギーなどの価格が高騰し、日々の食事や電気、ガス、ガソリンなど、生活に欠かせないあらゆるモノの値段が大幅に上がっている。

 生活を少しでも楽にするため、切り詰められる支出は何とか減らしたいところだが、健康や快適な暮らしの支えである食費、光熱費は切り詰めにくい。そこで、多くの家庭が見直しを図ろうとするのが通信費だ。

 やや古いデータだが、総務省が発表した「令和3年情報通信白書」によると、消費支出に占める電話通信料の割合は4.35%と、かなり高い。家庭によっては家族全員で月々数万円もの携帯電話料金やインターネット接続料金を支払っているので、その契約を見直すだけでもかなりの家計の負担減になり、生活費の補填や将来への蓄えに回すこともできるだろう。

 電気、ガスといった他の公共インフラと通信との大きな違いは、ほとんど同じ品質、同じ条件のサービスでも、提供する会社ごとに、料金にかなり大きな開きがあること。例えば携帯電話の場合、契約している大手通信会社のサービスから「格安SIM」に乗り換えると、文字通り、非常に格安な料金で通話やインターネット接続ができるようになる。

 格安SIMについては、「安いと聞いたことはあるけれど、何となく切り替えるのが面倒そう」と思っている人も多いのではないだろうか。

 実際には、ウェブサイトで手軽に申し込めるし、SIMカードを挿し替える作業も、思った以上に簡単だ。申し込み後、最短3~4日で新しいSIMカードが使えるようになる。

 大手キャリアから乗り換える場合はキャリアのサイトで取得したMNP(携帯電話番号ポータビリティー)の予約番号を格安SIM会社のサイト上で入力し、プラン選択などを行うだけで契約完了。後日、郵送されてきたSIMカードに挿し替えれば、すぐに利用できる。

 次ページからは、文字通り「驚き」の格安SIMサービスのプランを詳しく紹介する。ぜひ現在の契約と比べてみてほしい。