教育でNO.1へ！グローバル展開を加速する、総合教育カンパニー

基礎学力事業に注力
3年で45億円を投資

　創業以来、成長を続け、国内では業界を代表するプレーヤーとなったスプリックス。

　近年では、グローバル展開を加速させているそのスピードに、業界でも注目が集まっている。

「新潟県長岡市で森塾を開いた創業者の『いつかは世界へ』という想いと、『教育を通して世界中の人に人生の新たなステージ（春）を届ける』というミッションの下、海外展開を加速させるために、基礎学力の分野に3年間で45億円の投資を行う意思決定をしました」と語る常石社長。

エジプトとのMOU締結に関する覚書調印式の様子。エジプトでは「TOFAS（国際基礎学力検定）」をはじめ、既にスプリックスの教育サービスが活用されている

　スプリックスは2023年1月に、エジプト教育省と教育に関する包括的な協力体制を構築するためのMOU（基本合意書）締結を発表した。一国を代表する教育省が、一民間企業と包括的な契約を結ぶのは異例なことだ。エジプト教育省にとって外資企業との協業は初めてということからも、スプリックスへの期待の大きさがうかがえる。

　スプリックスの教育サービスに大きな期待を寄せているのはエジプトだけではない。フィリピンやインドネシアも同様にスプリックスと契約を結び、同社の教育サービスを活用している。

「現在、世界32カ国以上でスプリックスの教育サービスを活用いただいていますが、各国の行政担当や学校関係者からは高い評価を得ており、強い手応えを感じています。基礎学力というのは言わずもがな、全ての土台となるものです。特に変化の激しい今のような時代においては、基礎学力がより一層重要なものになっていくことを、各国の責任者は強く感じています」（常石社長）

 “日本発”の教育サービスが世界で関心を集め、大きな期待が寄せられている。スプリックスの挑戦に今後も注目したい。