個別指導形式の学習塾「森塾」を中心に、総合教育カンパニーとして多様な事業を展開するスプリックス。この個別指導塾をはじめ、国内においては自社10ブランドが各セグメントでトップクラスに入るなど、大きな成長を見せている。近年、海外展開を加速し、スプリックスの教育サービスは、既に世界32カ国以上で活用されている。

先進のテクノロジーを活用しながら「楽しく学べる教室」を実現。同社は「楽しさ」こそが教育の重要なエッセンスだと考えている

 スプリックスは1997年に新潟県長岡市で創業。従来の塾が当たり前のようにターゲットにしてきた上位層ではなく、学校の授業に付いていけずに、成績が伸び悩んでいるミドル層の生徒に貢献したいという想いで、個別指導塾「森塾」第1号教室を開校したのが始まりだ。

スプリックス
常石博之
代表取締役社長

「教育制度が目まぐるしく変化する中、学校の授業が分からない、あるいは定期テストの点数に一喜一憂して自己肯定感をつぶされてしまう子どもたちが大半を占めているのが現状です。そんな状況から何とか救出し、子どもたちに自信を付けてもらいたいとさまざまな事業を愚直に運営してまいりました」。そう語るのは、常石博之社長だ。