掲げるコンセプトは「OPEN NEXT OFFICE」。徹底したリサーチを行い、将来に向けてあるべきオフィスの姿を提案する富士ビジネス。高いリピート率の背景には、相互の「信頼」、そして保守・運用に対する独自の経営哲学があった。
スタートからゴールまで。
ワンストップで対応する

常務取締役
オフィス環境営業本部長
オフィスの在り方に対する経営者意識の変化について、富士ビジネスのオフィス環境営業本部長、石田光生常務取締役は次のように語る。
「以前は机と椅子、電話、収納を置き、事務所としての体裁を整えるまででしたが、現在はオフィスを会社の資産として捉える経営者が増えています。問題解決の手法やさまざまなアイデアは、戦略的に構築されたオフィスから生まれる。理屈ではなく、現場でも、そうした意識の変化を肌で感じています」
そんな創造型、発想型のオフィスづくりに関して、富士ビジネスは3つのキーワードを掲げている。移転や改修の企画立案までを含めた「デザイン」。移転に伴う事業を遂行する「プロジェクトマネジメント」。移転後の運用・保守に関わる「オペレーション」。3つの視点から、オフィスづくりを総合的にサポートしていく。
「どうしてもデザインに目がいきがちですが、総務上の手続きや管理会社との折衝など、オフィス移転にはさまざまな業務が伴います。当社の場合、キックオフからゴールまで、ワンストップでサービスを提供できるのが強み。デザイン・設計だけでなく、IT環境やインフラ構築の事業部と連携しながら、迅速かつ高品質にオフィス空間をつくり上げることが可能です」
エンジニアリング部長兼設計部長の木場(こば)正之さんは、移転プロジェクトを成功させ、顧客満足度を高めるポイントは「信頼」だという。移転に際してコスト削減を求められることは多いが、それも信頼がベースになければ意味がないと考える。