東芝情報機器の「AGENT3 就業管理」は登場以来、約800社の企業に導入された実績を持つ。AGENT3 就業管理の特徴は、その柔軟性の高さにある。また、多様なオプション機能も備えており、複雑なルールや特殊なワークスタイルにも対応。就業実績の正確な把握によりコンプライアンスの強化、さらには時間当たりの生産性向上につながったという事例も少なくない。

パラメータの設定により複雑な就業規則に対応

 雇用形態の多様化が進む中、パート・アルバイトを含むすべての従業員の管理は重要な課題だ。「これまで曖昧だった時間管理を正確なものにしたい」、「コンプライアンス強化を目指す」といった企業のニーズを受けて、東芝情報機器の「AGENT3 就業管理」に対する問い合わせも増えている。AGENT3 就業管理は幅広い業界の多様なワークスタイルに対応する就業管理システムである。同社のシステムソリューション営業統括部 部長 橋本 恵一氏は次のように語る。「約30年前に最初のバージョンを発売して以降、およそ800社に導入していただきました。お客様の業種業態は製造業や流通業、金融、病院、大学など多岐にわたります」

特徴

 雇用・勤務形態の異なるさまざまな企業で活用されている大きな理由は、システムの柔軟性や拡張性によるところが大きい。パラメータの設定を変えるだけで、複雑な就業規則にも簡単に対応することができる。例えば、パートやアルバイトの多い業態向けに好評な「フリー勤務」という機能。一人ひとりの雇用契約に応じた就業形態を設定した上で、予定時刻を修正できる。多くの企業で導入されたことで、現場のニーズが開発にフィードバックされて業務への適用率が向上。さらにユーザー企業が増えるという好循環で、AGENT3 就業管理は進化を続けてきた。

 充実したコンサルティングも、AGENT3 就業管理の多様な職場への導入に効果を発揮している。橋本氏は「導入前のコンサルティングから、保守・運用までワンストップでサポートしています」と話す。

 幅広い打刻方式をサポートしていることも特徴の1つだ。IDカードやタイムレコーダーをはじめ、Webブラウザにも対応。オプション機能を用いれば、携帯電話を打刻デバイスとして活用できる。オフィスだけでなく、フィールドでも活用できるソリューションと言える。また、「AGENT3 人事給与」とのシームレスな連携を実現。就業管理の月次集計データを、給与側のデータベースに反映できる。逆に人事関連の発令情報などを就業管理データベースに受け渡して、直接変更することも可能だ。