コンプライアンス対応と人件費の適正化
システムソリューション営業統括部 部長
橋本 恵一氏
AGENT3 就業管理の導入で、さまざまなメリットが期待できる。例えば、人件費の適正化とコンプライアンスへの対応について、橋本氏はこう説明する。「始業・就業時刻の記録、打刻と乖離チェックにより、正確な就業時間を記録できます。たとえば、申請された時刻と打刻との間に30分以上の乖離があった場合、エラーとする設定ができます。乖離の理由を入力してエラーを解除することもできる。こうした機能が、勤務時間の適正化につながります。結果として、コンプライアンス対応と人件費の抑制につながったというお客様も少なくありません」
総務・人事部門の業務効率の向上という観点も重要だ。有給休暇などの休暇管理、分散取得した夏季休暇の残管理も容易。表計算ソフトと同等の使いやすさも、導入企業から評価されている。人手による勤務表の収集や管理、あるいは勤務表チェックを行っている企業にとっては、こうした業務をシステム化することによるコスト削減の効果も大きいだろう。
もちろん、セキュリティ面にもさまざまな配慮がなされている。入力や承認などのプロセスごと、人事部門担当者やシステム管理者などの利用者権限を設定してアクセスを管理。「誰がどの情報を扱えるか」をルール化することで、セキュアな就業管理をサポートする。また、Webからの入力についてはログが残されるので、トラブル時の証跡としても利用することができる。
さらに、AGENT3 就業管理では豊富なオプションも大きな役割を果たしている。例えば、工数管理オプションにより作業実績の時間管理を行うことができる。CSVデータを出力することで他システムとの連携も容易だ。自部門以外での業務実績を管理する応援オプションは、会社全体の柔軟な人員配置に役立つ。応援先での承認機能も搭載。こちらも、CSVデータを介して他システムと連携できる。
時間当たりの生産性向上やコンプライアンスは共通する経営の課題だろう。AGENT3 就業管理は標準機能の拡張とオプションの充実によって、多様な働き方に対応する就業管理を実現することで、この課題解決をサポートしている。