新入社員が大輪の花を
咲かせる土壌を用意
同社が持続的成長を実現するために、木村社長が重視しているのが「コア価値の向上」だ。「当社は無形資産を知的財産だけでなく、お客さまとの関係、サプライヤーさまとの関係、そして従業員の皆さん(人的資本)、そのようなステークホルダーの皆さんが持っている力全体を、当社の『コア価値』と位置付け総合的に高めていくことを目指しています」。その中でも優秀な人材の獲得と育成は重要課題だ。
同社は30年に向けた長期ビジョンとして「未来の“欲しい”に挑戦し続けるイノベーションリーダー」を掲げた。そのイノベーションを促進するための新たな仕掛けの一つが、「Light」と呼ばれる社内アイデア事業化制度だ。社員に新しい事業を募る制度で、「私の期待を超えた21件の提案が寄せられました」と木村社長は喜ぶ。そして、このような制度を通じて、「社員一人一人がイノベーターとなって、お客さまの期待を半歩でも超える」ことを願っている。
成長性と安定性を兼ね備える同社には、社内の風通しが良く、チャレンジできる風土がある。新入社員の成長をサポートする教育環境も整っている。「豊かな土壌を用意しているので、ここに種を植えて大輪の花を咲かせてください」と木村社長。種を植えるのはもちろん、大きな可能性を秘めた新入社員たちだ。
充実した人事制度で
キャリアアップを支援
ナブテスコ
佐々木 将 理事 人事部長
ナブテスコの社風は、社内の風通しが良いこと。「自分の意見を、例えば男女、国籍、年齢によらず言えるベースが整っています」と語る佐々木将人事部長。パルスサーベイや1on1の導入など、異なる意見も受け入れられる「心理的安全性」を担保する取り組みに注力している点を強調する。
働き方も柔軟だ。「リモートワークは新型コロナウイルス感染拡大前から導入されており、時短勤務やフレックスタイム制度など、子育て・介護世代にも働きやすい環境が整っています。また、男性社員の育児休職取得に対する職場の理解も進んできています」。中でも注目は「社内公募制度」。会社は好きだけれど、他の仕事にもチャレンジしたいと願う社員が"社内転職"することで、自身は新たなキャリアを構築でき、会社は有能な人材を失わずに組織の強化を図ることができる。
入社3年目には約1カ月間の「海外派遣研修」があり、完全に業務から離れて海外のインターンシップや語学学校に参加し、異文化でのビジネス体験やコミュニケーション力を磨くことができる。
このように充実した制度や自分らしく働ける環境もあって離職率は約2%と非常に低い。同社の働きやすさを数字が証明している。
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