何がスゴイの?

業界初の試みで、時代を創造する創業社長

 アステリアの製品・サービスに共通するのは、「つなぐ」と「ノーコード」(プログラミング不要)にこだわっていること。

 平野洋一郎社長は、日本でインターネットが普及し始めた1998年、「ネットと同じようにシステム同士もつなげば、ビジネスはもっと効率化する」と考えて創業した。以来、「つなぐ」ソフトウェアの開発は、同社のDNAとなっている。

 一方、平野社長は創業当時から、「専門のプログラマーでなくても、簡単にシステムが作れる世の中にしたい」と考え、「ノーコード」にこだわり抜いてきた。

 今でこそ、IT技術者ではないビジネスパーソンや経営者が自分でシステムやアプリを作る「ノーコード」は普及が始まっているが、20年以上も前から先駆けとして時代を切り開いたのはアステリアなのである。

 このように、常に新しい時代を築き上げてきた創業社長は、最新のテクノロジーをいち早く製品・サービスに取り入れることにも積極的。上場企業として初めてブロックチェーン企業に出資し、その技術を「ASTERIA Warp」に取り入れたことも先進性を物語るエピソードの1つだ。

代表的な製品

サブスク版の拡販で収益安定化へ
「2024年問題」がさらなる追い風に!

 「ASTERIA Warp」は、電子帳簿保存法への対応など新たなニーズが生まれ、好調を継続。サブスク版は42%増収となった(24年3月期第2四半期)。モバイルアプリ作成ツールの「Platio」も、「2024年問題」などの追い風で57%増収(同)に。

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