女子プロトーナメント
開催の高い戦略性

 コース設計は、名門「ファイブハンドレッドクラブ」を手掛けた宮澤長平。コース全体を包むようにメタセコイヤやヒノキの針葉樹が茂り、どのホールも見事な景観だ。フェアウェイの幅は平均40ヤードと広く、気持ちよく打ち出していける……。そう感じさせるのが、宮澤マジックだ。フェアウェイ横やグリーン周りの各所にバンカーとウオーターハザードが待ち受け、2023年までの3年間、女子プロゴルフトーナメントが開催されたコースは戦略性が高く、ゴルフの醍醐味や爽快さを存分に味わわせてくれる。

エグゼクティブを満足させる極上の「おもてなし」4番は、美しい景観に反して、池とクリーク、バンカーをいかに避けてスコアメイクするかが問われる難関ホール

 アウトコースは森の中に池が絡み、それぞれに趣の違うホールが待ち受ける。中でも名物ホールと評される4番ホールは、打ち下ろしのロングホールだ。二つの池をつなぐクリークが絶妙に配置され、攻略にはスキルと戦術が求められる。

エグゼクティブを満足させる極上の「おもてなし」12番は、ピン位置によって攻め方が全く異なってくる手ごわい3段グリーン

 インコースはドッグレッグが多く、チャレンジ精神をかき立ててやまない。ここでの注目は12番のショートホールだ。グリーン前左右にバンカーが広がり、横長の大きなグリーンは3段の落差があるアンジュレーション。その日のピン位置によって攻め方がガラッと変わり、攻めづらく何度トライしても楽しめるホールとして人気が高い。

エグゼクティブを満足させる極上の「おもてなし」

 全組にコースを知悉するキャディーが付いて、ホストであるメンバーを支えつつも楽しくプレーができるよう気配りしてくれる。おもてなしのパートナーとして、頼りにできる存在は心強い。