KDDIグループの総合力を武器に円普通預金で通常金利の最大11倍を実現

日本銀行のマイナス金利政策解除で、銀行の預金金利が上昇し始めた。「貯蓄から投資へ」という世の中の流れがあるとはいえ、元本と金利が保証され、不測の事態が起こっても預金保険で守られる銀行預金は、資産形成にも使える金融商品として見直され始めている。そんな中、KDDIグループの総合力を武器に、業界最高金利水準(※1)となる特典を用意し、ネット銀行ならではの利便性も提供しているのが、auじぶん銀行だ。田中健二社長に、同社の強みについて聞いた。

※1:2024年4月1日時点

 預金金利なんてどの銀行も横並び――。日本銀行のマイナス金利解除で、そんな時代は終わった。各行の預金金利を比較すれば「銀行によって金利が大きく違うことが分かるはずです」とauじぶん銀行の田中健二社長は強調する。

 現状、多くの銀行は円普通預金金利を年0.02~0.03%程度(税引前、以下同)としており、auじぶん銀行の円普通預金金利も年0.03%となっている。しかし同社はここからが違う。au PAYなどauの金融サービスとの連携による「auまとめて金利優遇」(他キャリア利用者も対象)と、auの料金プラン「auマネ活プラン」に加入し一定の条件を満たすと、円普通預金金利が合計最大年0.33%と通常の11倍に跳ね上がるのだ。

 年0.03%の普通預金に1年間100万円預けると利息は年300円(税引前、以下同)だが、0.33%なら3300円、500万円預ければ1万6500円にもなる。文字通り桁が違うのである。

「銀行によって受け取れる利息が10倍以上も差がある時代になると、お客さまは銀行を選別するようになるでしょう」と田中社長。そんな時代に、顧客に選ばれる銀行になるためには何が必要なのか。田中社長は「KDDIグループの強みとネット銀行ならではの強みを最大限生かすこと」と力を込める。

入出金はキャッシュカード不要
ポイントもたまる

 KDDIグループの強みとは何か。まず、銀行にとって最も重要な「信頼性」である。「銀行はもちろん、通信会社は、24時間365日止めることができない“社会インフラ”であり、信頼される存在であり続けるという強い使命感を持っています」(田中社長)。

 auじぶん銀行が属するauフィナンシャルホールディングス(KDDIの100%子会社)は、銀行・決済・資産運用・証券・保険が集約された総合金融グループで、KDDIの決済・金融事業の強化を目的として掲げた「スマートマネー構想」を具現化する目的がある。その核となる存在が、預金・決済・融資機能を持つauじぶん銀行だ。グループの総合力を結集しているからこそ、同社は業界最高水準(※1)の金利を提示することができるのである。

※1:2024年4月1日時点