ネット銀行ならではの強みとは
一方、ネット銀行ならではの強みとは何か。
自社のATMを持たないが、身近なコンビニATMで原則24時間365日取引でき、入出金の手数料はそれぞれ月2回以上無料だ。「この無料回数は当社で取引するほどアップ。最大回数は出金の場合15回、入金は何度でも無料です。というのも、預金・ローンの残高や、給与の受取・決済といった利用状況に応じて、Pontaポイントがたまり、ATM手数料、振込手数料など無料特典が受けられるプログラム『じぶんプラス』を用意しているので、取引するほどお得なんです」(田中社長)。
しかも、キャッシュカードを持ち歩かなくても「じぶん銀行アプリ」を使ってローソン銀行ATMとセブン銀行ATMで現金の預け入れ、引き出しができる「スマホATM」サービスも利用可能。
グループ連携の強みとスマートフォンで全てが完結するネット銀行の強みを持つauじぶん銀行。au回線利用者でなくても優遇金利が利用できることもあり、顧客数は飛躍的に増えている。口座数は600万を超え、預金残高は4兆円を超えた(24年4月26日時点)。
躍進を続けるauじぶん銀行が次に目指すのは、「メインバンクとしてご活用いただくこと」(田中社長)だ。メインバンクに必要な、預金・決済・融資の3機能はすでに備えている。
預金では、これまで述べた通り、さまざまな特典を利用することで業界最高水準(※1)の金利を提供できる。
※1:2024年4月1日時点
1978年生まれ、東京都出身。大学卒業後、2001年プロミス(現SMBCコンシューマーファイナンス)入社、その後SBIホールディングスを経て、15年にKDDIに入社。19年じぶん銀行(現auじぶん銀行)執行役員、24年4月より現職。
決済では公共料金の口座振替に関し一部できないものもあるが、例えばクレジットカード「au PAY カード」で公共料金を決済、その引き落とし口座をauじぶん銀行に設定すれば、口座振替でなくとも問題はない。なお、この設定で決済を行うと、前述した「auまとめて金利優遇」の適用条件の一つはクリア。その分の円普通預金金利も上乗せされる。
そして融資。ここでもグループ連携の強みを生かしたさまざまなサービスを提供することで、住宅ローン融資実行額は累計4.5兆円を突破した(24年6月27日時点)。
メインバンク利用が最適
24年 オリコン顧客満足度®調査 ネット銀行 総合1位
メインバンクに必要なのは3機能だけではない。充実した顧客サービスの提供も欠かせない要素だ。auじぶん銀行はその準備もできている。2024年 オリコン顧客満足度®調査「ネット銀行」にて総合1位(24年6月3日発表)、お客さま対応を担う3センターが2024年「HDI格付けベンチマーク」で最高ランクの三つ星を獲得(※2)し、ネット銀行初となる3年連続6冠を獲得、外部評価機関の評価も高い。
※2:「問合せ窓口格付け」「クオリティ格付け」の2部門で三つ星を獲得
「店舗を持たないため、お客さまとの接点となるコールセンターを重要な存在と位置付けています。しっかりお客さまの声を聞いて、お客さまの疑問や不安を的確に捉えて、お客さまの立場になって解決策をご提案する力を、私は『妄想力』と呼んでいます。コールセンターのスタッフは皆、この能力を持っています」と田中社長。
また、メインバンクとして利用してもらうための入り口として、「デビュー応援プログラム」を提供している。新規で口座開設すると、「3ヶ月もの円定期預金」への預け入れで、特別金利年1.0%を適用。通常金利の25倍の水準だ。「私自身もお客さま視点でサービスの改善点を日々考えています。私たちの強みは、グループ内各社と連携してワンストップで日常の金融サービスを提供できること。今後、金利が上昇局面にある中で、それに合わせて競争力のある金利とより良いサービスを提供していきたい」(田中社長)。
顧客からメインバンクに選ばれる銀行になるべく、auじぶん銀行はサービスにさらに磨きをかけていく。
商品の詳細は、auじぶん銀行のホームページをご確認ください。
「auまとめて金利優遇&auマネ活プラン金利優遇」→詳しくはこちら
「デビュー応援プログラム」→詳しくはこちら