こうした高度な専門性が求められる対応を、企業の人事部門が担うのは簡単ではない。ベネッセシニアサポートは、介護事業を展開する親会社ベネッセスタイルケアで培った25年以上のノウハウをリソースとして、法人向け両立支援サービス「Work&Care」事業を展開。多種多様な課題・ニーズに対応するため、丁寧なヒアリングで現状を分析し、セミナーや情報提供、相談窓口などを組み合わせて最適なプログラムを提案する(図2)。
ベネッセシニアサポートは「自律してマネジメントができる」環境づくりを目指して、リテラシー向上から個別のアドバイス、コミュニティーづくり、風土醸成などを軸に人事担当者をサポートする。
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とりわけ、顧客から満足度が高く高評価であるセミナーは、個人ワークやディスカッションを取り入れて当事者意識を醸成。介護リテラシーを高め、自律的な両立をエンパワーメントしている。セミナーを通じて自らがエントリー期にあることに気付いて介護準備を始める受講者も多いという。同社のサポートにより社内の介護コミュニティー形成を実現し、両立支援体制を確立している企業もある。
Work&Careサービスに携わるのは、複雑な介護保険制度と介護保険サービスを熟知する専門家ばかりなのも、同社の強みだ。だからこそ、一人一人のケースに対して具体的な解決策を提案できる。
「介護でキャリアを諦めることなく、その人がその人らしい人生を歩んでいただくために寄り添いながらご支援をするのが当社の使命だと考えています。本格的な両立支援の取り組みに向けたお困り事を、ぜひ気軽にご相談ください」(井木部長)