サ高住専用商品で
快適な住まい提案

 また、建物そのものが快適に暮らせるかどうかも、「住まい」であるサ高住の重要な要素だ。

 同社のサ高住対応商品「セレブリオ」(下のパース参照)では、低ホルムアルデヒド建材を採用して空気環境に配慮したり、段差の解消や手すりの設置といったユニバーサルデザインを徹底したりするなど、高齢者が長く快適に住み続けられる住空間を提案している。居住者だけでなく地域にも配慮し、時間の経過とともに風格を増すような外構・植栽計画も実施している。

 また、同社では「ユニバーサルデザイン」について、1960年の創業時から先進的な取り組みを進めてきた。61年には、設計基準尺度に従来の「尺モジュール」より10センチメートル長い「メーターモジュール」を住宅業界で初めて採用。その背景には、トイレに手すりを取り付けたり、廊下を車椅子で移動したりといった、将来の高齢化対応への配慮があった。

2階建てのサ高住専用の商品「セレブリオ」