「ここで働きたい!」と熱意ある人を集められる仕組み
「リクオプ」は単なる管理システムではない。まずは自社(求人企業)の採用HPを作成・提供し、そこで有望な人材を集客する。
「わざわざ企業名を検索してまでHPから応募してくる人は、意欲的な人材の可能性が高い。そういう人を集めるために、自社ドメインを使った採用HPの作成が非常に重要なんです」(平井氏)。
さらに、せっかく自社の求人HPをつくっても応募者の目に止まらなければ効果が薄い。そこで「リクオプ」ではサーチエンジンの検索結果の上位に求人HPが表示されるようにSEO(検索エンジン最適化)対策まできめ細かく行っている。

同業他社にも類似商品は存在するが、「導入するだけで混乱する採用の現場を収拾できるとは考えていません」と平井氏。「『リクオプ』の強みは導入してから運用が定着するまで、担当者が支援し続けることです」。
例えば「A店の面接合格者はほとんど入店しているのにB店は辞退者が極端に多い」という状況がデータで示されれば、“B店の何に問題があるのか”を分析し、解決策を考えるところまで支援する。そこは、リクルートグループが蓄積してきた採用情報等、豊富な事例を活用できるので圧倒的に強い。
「リクオプ」を導入したことで、応募者の採用率が、なんとそれまでの7.5倍になった例もあるという。
「そんなことがあるのか、と思うような混乱が採用現場には現実に起きているんです。簡単ではないですが、必ず解決する問題だと思っています。まずはブラックボックスを開けてみることです」(平井氏)