当サマースクール塾長: 米倉誠一郎氏 (一橋大学イノベーション研究センター教授/プレトリア大学GIBS日本研究センター所長)

 最後に、当スクールの塾長を務めた一橋大学の米倉誠一郎教授からは、こんなメッセージが贈られた。「いま、世界は君たちの目の前に大きく広がっている。より多くの選択肢とビッグピクチャーを持って、世界にどんどん挑んでほしい」。

 最終日に開かれた懇親会では、受講生から様々な声が聞かれた。「苦手を克服するブレイクスルーを経験できた」「自分の考えだけに固執せず、多様な視点を持てるようになった」「チームで何かを作り上げる難しさと楽しさを知った」「自分の将来を真剣に考えようと思った」など。

 このサマースクールを通じて、自分のなかに大きな変化を感じたようだ。しかし何より彼らが感じていたのは、刺激ある仲間と出会えたことかもしれない。頼もしき未来のグローバル・リーダーたちのネットワークが生まれる瞬間を目の当たりにした、意義ある5日間となった。