2万9980円から選べる
自社に必要なサーバ
しかし、本当に自分でサーバが選定できるのだろうか。いざというときのサポートは大丈夫なのだろうか。そういう不安は尽きない。長年にわたってダイレクト販売を手がけてきたデルであれば、そういう心配は必要ないだろう。これまで蓄積されてきた販売ノウハウでサーバの選定を助けてくれ、要望に応じて手厚いサポートが受けられる。中小企業向けサーバで国内シェアNo.1の実績が、それを証明している。
試しに、同社のサイトを訪れてみれば納得できるはずだ。サーバ製品のトップページには、サーバの形態や規模がわかりやすく図式化されている。種別もタワー型からラック型、ブレード型、クラウド向けと、およそサーバといわれるあらゆる形態のものが揃えられ、CPUパワーとの組み合わせから、選択できるようになっている。
ユーザーはこの中から自社にふさわしいと思われる製品をクリック。続いて、製品本体の筐体、CPU、メモリ、外部記憶装置、ネットワークアダプタなどを候補の中から選択する。次に、サポートサービスを期間や手厚さなどから選んでいく。サポートには、ベーシック、プロ、プロプラスといった段階があり、自社のITリテラシーに合わせて必要なものが選ぶことができる。最後にディスクドライブやディスプレイなど周辺機器を選ぶと見積もりが提示される。それぞれに適切なガイドが提示され、PCを選ぶのと同じ感覚で進められる。
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「それでも、『これでいいのだろうか』という不安は残るかも知れません。不明な点があれば、遠慮なくお電話ください。営業担当が対応させていただきます。また、ご購入前のさまざまな疑問や質問、あるいはどんなサーバがふさわしいのかをわかりやすくご説明する無料のカウンセリングもご提供しています。電話でもWeb上のフォームでも、お好きなお問い合わせ方法でご相談いただけます」と大川氏。「初めてのサーバ導入おまかせモデル」という入門機も用意されているが、自分で試しに選んでみるのも勉強になる。
ちなみに最小構成のタワーモデルは2万9980円から。単に価格が安いだけではない。「本当に必要な機能を必要なだけ、適正な価格でご提供したいという姿勢が、最小構成モデルをお得な価格でご提供することにつながっています」と大川氏は説明する。利用者は最小構成からスタートし、それぞれの要件に合致した構成に変更して購入することが可能だ。
経営者が努力すれば
ITコストは削減できる
確かに、いくらサイトで自由に見積もりがとれるといっても、最低限のIT知識は必要になる。自社が求めるサーバの機能についても、漠然とでもイメージを持っていなければならないだろう。しかし、中小企業の規模であれば、それほど難しくはないはずだ。それによって100万円単位の違いが生まれる。日々のコスト削減に取り組んでいることを考えれば、優先して努力しても、それに見合うコストメリットはある。
しかも、サーバを刷新することによるメリットも大きい。技術革新によって機能、省電力ともに飛躍的に進化しているからだ。インテル社の調査(※注2)では、企業の中に4年以上使われているCPUが32%ある一方で、そのサーバの業務への貢献度は4%に過ぎず、電力面では65%を占めているという。
※注2:出典 インテル ビジネス IT トピック「サーバー・リフレッシュ」
「新しいサーバに変えることで、ランニングコストも抑えることができます。消費税の引き上げへの対応に迫られ、Windows XPのサポートが切れるこのタイミングで、サーバ環境もぜひ見直していただきたいと思います。きっと大きな成果に結びつくはずです」と大川氏は語る。中小企業であっても、サーバの入れ替え作業には、それなりの時間が必要になる。早めの取り組みがスムーズな刷新につながる。
経営者の努力だけでコストが削減できる領域は、実はそれほど多くない。それだけにITコストの削減につながるサーバの研究と刷新に、積極的に取り組んでみてはどうだろうか。