適度な緊張感の中で
集中してアウトプット
メルロブ・ケミプラス勤務
COCO塾ビジネス初級レベル
アフター5に「プライベート(マンツーマン)レッスンコース」 (予約制)を受講
オフィスの就業時間が終わる頃、マンツーマンの「プライベートレッスンコース」に現れるのは、英国系の専門商社に勤務する杉岡優也さんだ。仕事上で英語を使うのは主にEメールということだが、英会話が苦手なため、会社側の要請もありスクールに通うことになった。
「COCO塾を選んだのは、体験レッスンのときのインストラクターの対応が素晴らしかったからです。こういうレッスンなら、うまく能力を引き出してくれるのではと思いました。また教室の空気に“適度な緊張感”があるのも気に入りました」と、選択の理由を語る。レッスンが始まると、とにかく大量に英語を喋らされるのに驚いたという。
「これまで英語の勉強は特にしていなかったのですが、レッスンをきっかけに熱意が芽ばえ、スクールにある無料の貸し出し図書を利用して英語の本を読んだり、字幕なしの海外ドラマを毎日1本見るようになりました」
インストラクターの1人は同年代で、海外ドラマの話で盛り上がることもある。苦手だった発音も徹底的に矯正されてうまくなったという。
「最近は、いきなり英語での電話対応を迫られても、パニックにならなくなりました(笑)。また英国本社から人が来ても、緊張せずに応対できるようになったのも、レッスンで普段から外国人インストラクターと接しているからだと思います」と杉岡さん。今後の目標は、高い英語力が必須とされる営業業務に就くことだ。
初級者から上級者まで10段階のレベル設定があり、ニーズに合わせて適したレッスンが受けられるCOCO塾。個人はもとより法人契約にも積極的だ。骨太な教育コンセプトと、受講しやすいコース設定が相まって、真の英語力を身に付けたいビジネスパーソンの間で、評価が高まっている。
後田眞理子インストラクター
COCO塾が考える外国語でのコミュニケーション能力に不可欠な要素とは、「言語能力」(音声・単語・文法を習得してセンテンスを作る能力)、「談話能力」(センテンスをつなげ、会話にする能力)、「社会言語能力」(社会的に適切な言語を選択して使える能力)の三つだという。グローバルマーケットの業務に長く携わった経験を持つ八重洲校の後田眞理子インストラクターはこう語る。「特にビジネスの現場では、間違った英語の使い方による誤解が致命的な損失を招くことがあります。“通じればいい”のではなく“正しく伝える”ことが大事。そのために重要になるのが、文法と正しい発音の習得です。ある段階まで来て伸び悩む人のほとんどは、文法の力が欠けています。また日本人がコミュニケーションを取る上で苦手とする発音は“TH、R、L”をはじめ、いくつかあります。これを矯正し強化するだけでヒアリングとスピーキングの能力は飛躍的にアップします」。COCO 塾では、初級の受講生を対象に基礎から英文法を学べる「英文法学習コース」も設置。世界人材育成の「対話力」の基盤にはオーソドックスな学びも大切にされている。