労働規制の強化やワークスタイルの多様化といった動きを受けて、勤怠管理にはより高度な仕組みが求められている。そこで、アマノは2013年9月に新しい製品をリリースした。それが、多くの導入実績を持つ「TimePro」シリーズの最新モデル「TimePro-VG」だ。「危機管理」「ワークライフバランス支援」「セルフマネジメント」「履歴管理」という四つのコンセプトの下で設計されており、企業の新たな就業マネジメントシステムの構築をサポートする。

豊富な導入実績
個別のニーズにも柔軟に対応できる

 アマノの「TimePro」シリーズは、豊富な導入実績を持つ就業管理システムである。同シリーズは現在、約1万8000社で稼働中。これは累計導入社数ではなく、システムが実稼働している企業の数である。

 そのヒットシリーズに、2013年9月、中規模から大規模向けの新しい製品「TimePro-VG」が加わった。アマノ時間情報事業本部企画部長の元村隆氏は、次のように説明する。

アマノ
時間情報事業本部
企画部長
元村 隆氏

「勤怠管理は、会計や給与計算と異なり、各企業に独自の管理方法があります。TimePro-VGはお客さまごとにシステムを構築するので、クラウドサービスと違い、それぞれのお客さまの要望に細かくお応えすることができます。また、全面Webシステムなので、メンテナンスも容易です。勤怠管理の分野では法改正などを受けてシステムの更新が必要になりますが、TimePro-VGならサーバ側の更新だけで済みます」

 導入に際しては、アマノのシステムエンジニアが顧客企業ごとのニーズを把握した上で、最適なシステムを構築している。導入までにかかる期間は2カ月から半年程度だという。

 また、タイムレコーダーとの連携も大きな特徴の一つだ。出社・退社時刻の記録は勤怠管理の基本。その方法としては、大きく分けてタイムレコーダーとWebを通じた打刻がある。後者の場合、PCを立ち上げ、ネットワーク経由でサーバにアクセスするまでに時間がかかる。わずかな時間かもしれないが、それによって遅刻扱いになれば不満を感じる従業員もいるだろう。

「より客観的な打刻という意味では、タイムレコーダーが優れています。TimePro-VGは、タイムレコーダーの利用とWebを使った時刻入力の二つの方法に対応していますが、お客さまの8割以上はタイムレコーダーを導入しています。ホワイトカラーはWeb経由、工場などではタイムレコーダーといった使い分けをするケースもあります」と元村氏は言う。

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