入退室管理を含め
多様なソリューションを提供

 以上四つのコンセプトを持つTimePro-VGは、単なる「給与計算のためのシステム」ではなく、「従業員のための各種マネジメントを行うためのシステム」と元村氏は語る。

 また、TimePro-VGが幅広い業種業態に対応している点も重要だ。その背景には、前述したように多くの企業でTimeProシリーズが使われているという実績がある。アマノは多様な企業のニーズを取り入れて、ソリューションとしての完成度を高めてきた。

「製造業とサービス業とでは、勤怠管理の手法が大きく異なります。例えば、工場では定時や早出、残業といった概念で管理が行われますが、小売りや外食などのサービス業では、人を集めたい時間帯ごとに時給が異なることも多い。TimePro-VGは幅広い業種のさまざまな管理手法に対応しています」(元村氏)

 この他、TimeProシリーズには小規模から中規模向けに就業から人事・給与までトータルに管理できる「TimePro-XG」もある。こちらはPC1台で利用するスタンドアローンでの導入から、ネットワークを介して複数拠点をまとめて管理することもできる。さらに、TimePro-XGの機能をクラウドソリューションとして提供する「CYBER XEED」もそろえ、パッケージからクラウド利用まで、豊富なラインアップを持っている。

 また、アマノではセキュリティに関するソリューション・入室情報システムも提供している。就業システムで利用しているICカードを使って、入退室を制限・記録し、物理セキュリティを確保するためのソリューションだ。特に食の安全性確保への要求の高まりから、食品メーカーなどからの問い合わせが増えているという。

 勤怠管理や職場のセキュリティなどに関する企業のニーズは高まるばかり。また、今後も法規制などの厳格化が進むものと考えられる。こうした環境変化に対応し、アマノはTimeProシリーズをはじめとする多様なソリューションをさらに進化させようとしている。

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