常に「最低価格」の宿泊料金を提示
宿泊費用は海外出張では経費の22％、国内出張では28％を占める。ＨＲＳの検索＆予約システムを利用する最大のメリットは「航空券に次いで高額な出張時の宿泊費用の削減にある」（三島社長）。その根拠を説明しよう。
法人顧客がホテルと直接契約した場合、確かに有利なレートで利用できるようになるが、それが常に最低価格とは限らない。
三島健・ＨＲＳ日本法人代表取締役社長
ＨＲＳを契約すると、ＨＲＳのシステムに直接契約した料金が取り込まれる上に、ホテルから見れば“大口のお得意様”であるＨＲＳがホテルと直接交渉して引き出した5～30％の大幅割引料金も利用できるようになる。
出張者はそれらの料金を簡単に比較できるため、「社員の方々は、手間を掛けずに最も有利な料金で予約することができます。また価格幅設定システムを使うことで、出張規定に沿ったホテルを簡単に探し出せます」（三島社長）。
ホテルの宿泊料金も明瞭。決済は一般的にチェックアウト時になるが、支払う金額は予約時にサイトで表示されている確定料金のため、出張予算に収まる複数のホテルを比較検討しやすい。
従来の仕組みでは難しかったことがＨＲＳと契約することで実現できる。つまり出張者の立場では快適に滞在できるホテルを貴重な時間を掛けずに探し出すことができ、企業の立場ではＨＲＳの割引料金も利用できるようになるのでコスト削減ができるというわけだ。
