顧客の要望に合わせたカスタマイズが可能

 とはいうものの、HRSと契約した場合、これまでの予約手順が変わってしまって社員に余計な負担を強いることにならないか? それは杞憂である。

自社専用サイトとしてカスタマイズできる(ドイツの大手航空・ルフトハンザ社の例)

「HRSの検索&予約サイトのデザインやカラーはカスタマイズが可能です。コーポレートカラーを取り入れたり、企業ロゴを配することで社員の方々が違和感なく利用することができるでしょう。加えて企業の支社や営業所、倉庫といった拠点の情報も事前にシステムに登録しておくことで検索を楽にすることもできます」(三島社長)。

 パソコンだけでなくiPhoneなどの携帯アプリからも簡単に予約できることも忙しいビジネスパーソンにはうれしい。

 しかし企業の中には、従来の枠組みを変えずに宿泊者などのデータの統合化を進め、かつ、宿泊コストを削減したいという希望もあるだろう。その場合は、ビジネストラベル専門の旅行代理店(TMC)や旅行代理店等が利用するシステムにHRSを接続することで希望が叶う。「私たちはTMCや旅行代理店とは競合関係ではなく、共存共栄の関係です」(三島社長)。

出張者情報の一元管理が簡単
渡航先の社員の安全確保にも役立つ

 また、海外出張で最も優先されるべきは社員の安全確保である。HRSのシステムは出張社員の安全確保、リスク管理にも役に立つ。考えたくないことだが万が一、社員の出張先で事件事故が発生した場合、これまでは出張者が在籍する支社支店や部署以外で、移動行程や宿泊先ホテルの情報を入手することが難しかった。なぜなら社員の滞在先は部署単位や個々に管理されるのが一般的だからだ。

 出張費用のチェックは本社の経理部門等でされるものの、稟議が通っていて費用に不審な点がなければ、どこに宿泊しているのかといった情報は必要とされない――というより、宿泊情報を総務部などの本社の担当部署が把握する方法がなかった。

 HRSのシステムを利用すると、本社の担当部署で社員の出張状況が一元管理できるようになり、非常事態にも迅速に対応できるようになる。社員の安全確保とリスク管理――これはコスト削減に並ぶ重要事項がHRSのホテル検索&予約サービスを導入することで解決する。

 HRSの国際的な評価も高く、今回の日本進出は海外の多国籍企業の要望を受けた面もある。「海外企業の日本支社にはすでにパートナーシップを結んでお話をさせていただいているところも多くあります」(三島社長)。

 HRSはのサービスは利用する企業側では導入や利用費用は一切かからない。

 日本企業が抱える問題――経費削減と社員の安全で快適な滞在の両立は、HRSのビジネス出張のホテル検索・予約システムを導入することで解決するだろう。

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