顧客のホンネをもっと手軽にリサーチしたい――そんな企業のニーズを実現してくれるのがセルフアンケートツール「クエスタント」。単純なアンケートにとどまらず、事業の意思決定を迅速に、合理化するための調査手法として活用の幅が広がっていきそうだ。
アンケートを広く配布したい
というニーズに対応
調査会社のマクロミルが提供するセルフアンケートツール「クエスタント」がこの夏、より使いやすく磨き上げられた。これまでは、アンケートの作成、配信、回答の集計、結果のレポートというアンケートプロセスをシンプルな操作で実行できる機能が用意されていた。これらのユーザビリティは高い評価を得ていたが、ユーザーの声を聞いたところ「回答が集まりにくいという点を指摘されることがありました」と高木一成Questant事業部長。
Questant 事業部長
高木 一成 氏
高木 一成 氏
これはつまり、自社顧客の声を聞く場合は顧客名簿に基づいてアンケートを発信すればいいが、顧客以外の声を聞きたいと思った場合に、アンケートを発信する方法がなかったということである。
「企業が売り上げを拡大するためには自社顧客以外の声を聞くことも重要。クエスタントのユーザーには、幅広い層にアンケートを実施したいというニーズがあったということです。そこで今回、自社で回答者を集めるのが難しい場合でも、クエスタントの提携サイトや調査モニタなどにアンケートを投げかけて回答者を集められる仕組みを用意しました。これによりユーザビリティ(使いやすさ)がさらに向上すると考えています」と高木氏。