世界でも最先端を行く
日本のマンション管理

 もう一つ、日本の不動産会社は「海外進出」も模索し始めた。日本の分譲マンションをインドやインドネシア、タイなど、アジアの成長国に売り込めないかと考えた。

 いずれも、人口が多く、経済成長を続けている国。経済成長が続いている間は中産階級のための住宅需要が爆発的に拡大する。それまで家を持っていなかった層が、憧れのマイホームを買い始めるわけだ。そこに、日本仕様のマンションを売り込めないだろうか、と。

 日本のマンションを売り込む際、単に建物の質を高めるだけでは弱い。そこで、競争力を高めるための切り札となるのが「管理」。日本のマンションに住めば、「こんなにいろいろなことをしてもらえます。こんなに便利です……」といったアピールポイントがあれば、海外進出が容易になるはず。

 結局、国内で安定的な利益を得る上でも、海外へ進出する上でも「管理が重要」と考えられるようになった。それで、各社各様の管理に注力されたのである。その結果、最新のマンション管理は、世界的に見ても最先端のところまで進化してきている。

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この記事が収録されている「週刊ダイヤモンド」別冊 2015年11月30日号『極上中古を探せ!2014-2015』の詳しい内容はこちらからご覧いただけます。

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