キャッシュレス化社会を見据えた
決済連動マーケティング

 こうした実績をもとに、冒頭で述べたキャッシュレス化社会を見据えて取り組む事業が、決済を起点に高度なマーケティングを展開する「決済連動マーケティング事業」です。従来はばらばらだった販促・送客、決済基盤、顧客管理の統合管理を実現するとともに、CLO(※2)などに代表される店頭送客、各種購買データを連携したマーケティングを可能にします(下図参照)。

※2「CLO(カード・リンクド・オファー)」=クレジットカードの決済情報を分析し、購買可能性の高い消費者に特典を配布して送客を図るサービス。

 なかでもDNPが重視しているのが、単に仕組みを提供するのではなく、生活者にとって本当に役立つ、使っていただける社会インフラになるかという点です。たとえば、決済手段の選択肢が増えることで煩雑になるお金の管理を軽減するため、複数の決済サービスをスマートフォンアプリなどで一元管理できるモバイルWallet(※3)の開発を手がけています。こうした決済の“周辺領域”までサポートできるのが、当社の強みと言えるでしょう。

※3「モバイルWallet」=電子決済、ポイント、クーポン、会員証機能などをスマートフォン上で一元管理できるプラットフォームサービス。

決済分野における
“未来のあたりまえ”を目指して

 ただ新しいだけでも、驚かすだけでもない。ふと気づけば、いつのまにか生活の中に根づき、毎日を豊かにしている。DNPは、そんな“未来のあたりまえ”を、どこにもない技術とアイデアでつくり上げることを目指しています。決済の分野においても、来るべきキャッシュレス化社会を見据えた新たな枠組みづくりに挑戦するDNPに、ぜひご期待ください。