合理的なコストで一人一人の進捗状況も管理
受講希望者は全社員の1割以上、手応えを感じた

DMM.com 英会話事業部法人部部長  須藤啓太氏

 オークネットが採用したDMM英会話、そのしくみを整理しておこう。

 レッスンはオンラインで行われる。25分間を1単位とし、1日1回、毎日受講してもよい。都合のよい時間にレッスン可能な講師を探して予約、スカイプを通じて1対1のレッスンを行っていく。

「講師は世界60カ国から厳選した逸材ぞろいです。日本人スタッフが、緻密なテストや模擬レッスンのチェックなどをしています」と語る須藤氏。合格率わずか5%という厳しい選考を経ているうえに、ビジネス英語の指導経験がある講師を積極採用しているのだ。インタラクティブの会話レッスンに加えて、テキストもネットを通じて豊富に提供される。

 齋藤氏は、「法人登録すると、受講者一人一人のレッスンの状況を管理できることが、導入の決め手の一つでした」と、語る。また、料金が受講人数に合わせて弾力的に算出されるため、合理的に活用できる点も評価した。価格は月額3950円。毎日受講すれば1レッスン127円という安さ。多くの社員に英語を学んでほしいというオークネットの意向に合致した内容だった。

社外学習のため、担当者としては気になる進捗状況だが、管理画面で社員全員の進捗状況を確認できるので安心だ。

 DMM英会話の導入を決めたオークネットでは、月16回以上の受講を条件として、受講者を募ることにした。希望者はだれでも受講できるしくみだ。今年1月には、DMM英会話の担当者も同席して、受講のための説明会を3回にわたって開催した。齋藤氏は「もともと関心の高い社員が集まったこともあるでしょうが」と、前置きしたうえで「40名以上が受講を申し込みました」と、振り返る。全社員の1割以上が申し込んだことになり、新プログラムのスタートとしては大きな手応えと言えるだろう。

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到達目標は設定せず、月16回以上のレッスンで
確かなスキルアップを実感

問い合わせから最短で2週間で導入可能。DMM英会話の担当者が、ていねいにニーズを拾い上げたうえで個別の提案をしてくれる。定期的にセミナーも開催しているので、そちらに参加してみるのもいいだろう。詳しくはここから

 DMM英会話の受講に対して、月16回以上という以外は、特に到達目標などは設けなかった。とはいえ、「もともとTOEICの点数に応じて、業績評価でポイントを獲得できることになっています」と、齋藤氏。このことが、社員たちが新しい英会話プログラムに関心を持つ要因となったのかもしれない。しかしながら、「月16回以上というシンプルな条件は、続けやすさにつながりそうですね」と、須藤氏は同社の制度設計を評価している。

 今年2月からレッスンがスタートした。須藤氏は「最短2週間での導入が可能です。スカイプを利用できる環境であれば、初期費用もかかりません」と、胸を張る。

 オークネットでは、社内PCでスカイプを個人使用しないというルールがあり、受講者たちは自宅パソコンやスマートフォンでレッスンを受けている。マンツーマンレッスンは多く話せる反面、どうしても孤独になりがちだ。しかしオークネットでは法人としてのメリットを生かし、「受講者に対しては、ほかに誰が受講しているかをオープンにしています。あの先生がよかった、こんな話をしたといった情報交換も盛んですし、他の人の話を聞くと自分もしっかり続けなきゃという気持ちにもなるものです」(齋藤氏)。