もし、あなたが何よりも快適な暮らしを望むなら、検討すべきカテゴリーだろう。自立型ホームの特徴は、健康なうちに、生活を楽しめる設備や体制が整っていることだ。建物の外観や共用部は豪華で、ホテルや高級マンションという雰囲気のところが多い。居室の面積も広い。大浴場やスポーツジム、ビリヤード場、レストランなどが整備され、クラブ活動やイベントも頻繁に行われる。

 もし、介護が必要になっても、要介護者に対する介護職員数が多く、手厚い体制となっている。

 運営事業者も介護保険制度が始まった2001年以前から経営している事業者が多く、事業経験年数が長いことが多い。

 ただし、入居時に支払う入居一時金も数千万円以上と高額なだけに、選ぶ際は慎重に行う必要がある。

 一方、物件数が多く、選択肢が多いのがサ高住。費用も比較的安いが、玉石混交だ。

 住宅型有料老人ホーム、シニア向けマンションも運営形態がさまざまで、やはり注意深く選ぶべきだろう。