タイプと設計者から
コースの特徴を把握

 コースマネジメントというと「このホールは狭いから、ティーショットは3番ウッドで打たないと」っていうのを想像するんだけど、そうじゃない。いいスコアを出したかったら、コースを選んだ方がいいんです。

 インターネットで調べるポイントは、まず丘陵、林間、河川といったタイプ。河川は河川敷にあるから真っ平らだけど、ウイークポイントは風が吹くこと。林間も平らで風は遮られてるけど、曲げると林の中に入ってしまう。丘陵は高低差があるから、疲れるし、平らなところから打てない。こういった特徴を覚えておくといいですよ。

 後は設計者。バブル時にできたコースは、ピート・ダイとかトム・ファジオとか、外国のデザイナーが多い。グリーンの形状はポテトチップで複雑になっているし、キャリーボールでゴルフをしていかなきゃいけない。フロントエントランス(花道)がないから、球が上がらない人には難しくなるんです。

 一方、昭和30年から40年代ぐらいの高度成長期にできたゴルフ場は2グリーンが多くて、フロントエントランスが開いているから攻めやすいとかね。

 各ゴルフ場のホームページでホールの写真を見て、フロントが開いているのか開いていないのか調べていって、自分のプレーイングスタイルに合わせたコースを設定すれば、ベストスコアは狙えるっていうこと。