認知し自分のことと考え
やがて購買に至るプロセス

 このようなTwitter広告を使用することで製品やサービスの話題が一気に広がり、さらに多くの認知を得やすくなるが、話題が広がる過程では、ポジティブな意見ばかりではなく、一見ネガティブな意見も同時に可視化されてしまう。しかし、これには、「賛否両論があって当然」(渡辺氏)が前提だ。

「称賛意見ばかりでは、決して会話は盛り上がりません。むしろ、『そうは思わない』といった多面的な意見があった方が、多くの人の関心を呼ぶのです。こうした議論に触発された人の中から、やがて購買行動に至る人が出てきます」

 つまり、製品Aを知らなかった人が、それに関する議論の場を知り、触発され、あるいは議論に参加していくうちに製品Aを自分に関係あるものとして認識し、必要と感じた場合には購買に至る。Twitterを活用したマーケティングでは、このようなプロセスで企業のメッセージが消費者に浸透していく。

 

tv製品発表会などのスクリーン、テレビCMなどのマスメディアにハッシュタグ(図の丸囲み内)を提示することで、企業メッセージの拡散が一気に進む。
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