
「現在、中央線沿線のマンション価格が軒並み上がってきている中、西武新宿線はまだ200万円台が中心。花小金井で三菱地所レジデンスが出しているザ・パークハウス 花小金井ガーデンで220万円ぐらい。
ある程度スペックも高く、広さも70平方メートルくらいある。中央線は上がり過ぎた感がある一方で、16年は西武新宿線がリーズナブルだと人気を集める年になりそうです」(不動産ジャーナリスト・目黒孝一氏)
西武新宿線と中央線は南北のバス便が密に運行しており、行き来がスムーズなことも大きい。例えば「武蔵関」駅周辺住民は、気分的には「吉祥寺生活圏」であり、ショッピングも飲食も、吉祥寺を普段使いできる。各自治体が運営するコミュニティバスもある。
実際に沿線各駅を歩いてみると、自然が実に豊かだ。今回首都圏で取り上げた5エリアの中で、最も土の匂いが漂う。公園の緑に加え、現役の農地もまだ多い。

また、武蔵小金井と花小金井を結ぶ小金井街道を中心に、戸建てが非常に多いエリアでもある。
沿線にはパワービルダーの東栄住宅、タクトホーム、アーネストワン(いずれも本社・西東京市)などが点在。活発に建売分譲を行っている。

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