会社を成長させる
そこに醍醐味がある
ーー日本国内におけるコンサルティングニーズも高まっていますか。
国内でも、われわれがお手伝いさせていただく案件は数多くあります。
当社の2020年に向けた中期経営計画では、国内と海外の売り上げが同等になる見込みです。国内が順調に伸びながら、海外は国内の伸び率を上回っていくということです。
現在、グループ全体で約4200人のコンサルタントが在籍していますが、2020年には7000人になる計画を立てています。
年間で見ると日本に所属しているコンサルタントのうち550人が海外勤務を経験していますが、2020年にはその数が1000人規模になる予定です。
ーー経験者採用についてはどのような計画を立てていますか。
毎年少なくとも300人の経験者採用をしていく予定です。どのような人材を求めているかといえば、もちろんコンサルティングファームで経験を積んだ人は歓迎ですが、必須条件にはしていません。
たとえば、事業会社で経営企画経験のある人や営業経験を通して業界知識を会得してきた人なども多く入社しています。新しい環境で、自分の力を伸ばしたい、自分の価値を高めたいという挑戦意欲のある人たちが活躍できるチャンスは豊富にあります。
ーー他のコンサルティングファームと比較して、アビームコンサルティングで働く魅力は何ですか。
外資系コンサルティングファームと比べた場合、最大の違いはヘッドクオーターが日本にあるということです。当社は日本が本国ですから、すべて自分たちで判断、決断できます。当然、現場の意思や判断が通りやすく、思い切った仕事がしやすいと言えるでしょう。
そして、海外で仕事をするチャンスは当社の方がはるかに多いと思います。外資系コンサルティングファームの日本支社が担当するのは日本国内が多いと思われますが、当社は日本企業の海外展開に一緒に出て行きますからね。
社員の「人の良さ」というのも当社の大きな魅力のひとつです。個人の成果を追い求めるよりも、チームワークを重視し、サポートし合いながらクライアントサービスを提供していく社風があります。プロジェクトでは、クライアントも含めてひとつのチームとなり、成功に向かって邁進していきます。
また、比較的ドライなイメージのあるコンサルティングファームですが、当社ではたとえ一度失敗したとしても、やる気のある人材には何度でもチャンスを与えますし、周りも全力でサポートします。これも日系コンサルティングファームならではの特徴です。
もう一つ大きな魅力は、当社がグローバルなコンサルティングファームとしては成長中の企業であるということ。
現在の4200人の規模から7000人以上にしていく過程では、私たちがこれまで経験をしてこなかったコンサルティングの形態も出てくるでしょうし、責任あるポジションに就くチャンスも数多くあります。新たな事にチャレンジし、みんなで会社を成長させていく、その醍醐味を味わえる環境があるということです。