積水ハウスの「グリーンファースト ゼロ」は、光や風、緑と共生する心地よさに、住まいの最新技術をプラスした「2020年の暮らし」を先取りする家。一年中快適で、家計にも環境にも優しい暮らしが実現できる。

5メートル+5メートルの連窓設計も可能な「ビー・モード ジェント」。これだけ開口部が大きくても、高い断熱性で一年中快適に過ごせる

環境・エネルギー問題に
いち早く対応

 住まいの普遍的な価値である心地よさ(SLOW)を、住まいの最新技術(SMART)で支える──。「SLOW&SMART」をブランドビジョンに、環境やエネルギー問題にいち早く取り組んできた積水ハウス。

 2009年に太陽光発電や燃料電池の搭載で、快適性と経済性を両立する「グリーンファースト」の提案を発表。11年には太陽電池+燃料電池+蓄電池の3電池自動連動システム採用の「グリーンファースト ハイブリッド」を発売、12年には日本初のスマートタウン(全763世帯)を東日本大震災の被災地に展開するなど、着々と実績を積み上げてきた。

 そして13年、「グリーンファースト ゼロ」を発表。その最大の特長は、先進の「省エネ」技術とエネルギーをつくり出す「創エネ」技術の相殺効果で、家庭でのエネルギー消費量ゼロを目指すスマートハウスであることだ。

「グリーンファースト ゼロ」は、高断熱仕様に加え、窓にも断熱性に優れた「アルゴンガス封入複層ガラス」を採用しているため、開口部が大きくても、夏の暑さ、冬の寒さをシャットアウトした快適な室内環境を実現する。

 また、高効率エアコンやLED照明など、最新の省エネ設備も用意。さらに、日射・通風に配慮したパッシブデザインを用いた設計力で、外と内が一体化したような心地よい空間を創出。快適に生活しながら自然に「省エネ」できる仕様となっている。

「創エネ」は、太陽光発電システムと、ガスで電気とお湯を作る燃料電池「エネファーム」のW発電で、CO2を削減しながら電力を自給自足。停電など万一のときに安心な上、余った電気を売電し、エネファームで作ったお湯を温水床暖房に利用すれば、経済性がよりアップする。

 同社オリジナルのHEMS(注1)サービスも見逃せない。エネルギーの見える化に加え、同社がオンラインでそれらを見守る業界初の見守り機能や、天気や庭木情報などを提供するお知らせサービスも搭載。楽しみながら省エネ意識が高まる。

 国は、20年までにZEH(注2)仕様を標準的な新築住宅とすることを目指している。つまり「グリーンファースト ゼロ」は、「2020年の暮らし」を先取りした住まいなのである。

(注1)HEMS(ヘムス)は「ホームエネルギー・マネジメントシステム」の略。
(注2)ZEH(ゼッチ)は「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。