従来のスタイリング剤では、
思い通りのスタイリングがしにくい

 毛髪が細くなってハリやコシが失われるばかりか、加齢に伴う頭皮脂の変化も追い討ちをかけている。若い頃とは組成バランスに違いが生じ、粘りが出た「ねっとりアブラ」になってくる。

 流動性のある20代の頭皮脂に対し、40代以降のそれはまるでラードのような状態。ただでさえ毛髪が細くなってハリ・コシが失われているうえ、自らの頭皮脂が押さえ固める格好で「ぺしゃんこ髪」になってしまう。

 これでは、既存のスタイリング剤では思い通りのスタイリングができなくなるのもうなずける。「大して変わらないから」という理由で、スタイリング剤の使用をやめた人も多いようだ。