「40代になると、内面と外見の両面で求められるものが多くなりますね」(内山執行役員)

内山 「勝負」の時期、とてもよくわかります。確かに40代は、仕事の面では管理職になって、成果を出すにも個人ではなく、チームや組織で動くことが増えます。リーダーとして、内面と外見で求められる成果も大きくなりますから、自分が変わらざるを得ないですね。

田村 40代は「評価する立場」と「評価される立場」が混在する時期ではないかと思います。部下を評価する立場である一方、部下には身だしなみや立ち居振る舞いをすごく見られていると思います。若い頃、「うちの上司、外に出して恥ずかしいな」と思うことがありましたが、今その逆で、出されて恥ずかしくない上司でいなくてはと。自分も部下に評価されていると自覚しなければ、と思っています。内山さんは、プライベートの面でどのような変化を感じますか?

内山 40代になって子どもの学校へ行く機会も増えましたが、学校では“かっこいいお父さん”でいたいみたいな気持ちはありますね。

田村 子どもの運動会や参観日などに出かけることが増えると、「かっこいいお父さん像」が新たな自分の指標になってきますね。

内山 子どもや奥さんが自分を通してマイナスの評価をされてしまうと、いたたまれないですよね。「○○ちゃんのお父さん老けてる!」なんて言われたらショックです(笑)。

96%が加齢変化を実感も
かっこよくいたいと努力するのは2割!?

「40代に入って、仕事や家庭の面だけでなく、健康面でも大きな変化を実感しています」(田村)

田村 40代は仕事と家庭の面だけでなく、健康面でも変化が出てきているなと実感しています。内山さんはいかがですか?

内山 特に体力は落ちますね。仕事は忙しくなって、いろんな方との付き合いが増える一方で、体力は低下する。そこでどう対応するかが重要ですが、私は夜型から朝方に変えて、運動をはじめました。

田村 変える努力をされたのですね。私自身20~30代は健康診断の結果に無頓着だったものの、40代になると指摘されることも増えてきて、気を遣うようになりました。アンケートでも、「40代男性の96%が加齢変化を感じている」という結果も出ていますが、外の方とお会いしても「この人(年齢が)上かな、下かな」という判断が難しくなるのは40代かなと感じます。

内山 40代は、かっこよくいたいと努力する方が2割、意識のない方が2割、残りがニュートラルな方と大きく3つに分けられて、後者の6割が男性化粧品市場を作っています。この方たちはエイジングへの対処をきっかけに男性化粧品を使い始められていますが、正しいエイジングケアをするかどうかで、結果は大きく異なります。正しい対処のためには、正しく原因を知ることが必要です。また、続けることで圧倒的な差が出ます。