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ホーム選びでのチェックポイント

 では実際に、自立型老人ホームを検討するときの注意点とは何だろうか。

 「立地条件や環境や費用を比較検討し、実際に体験入居をしてみるなど、積極的に情報を集めることも大事ですが、まず“重要事項説明書”をきちんと読むことが大切です」

 重要事項説明書とは、施設の設備やサービスの詳しい内容が記されている書類。同じような形式で記載されているので、比較検討のときも参考になる。

 たとえば従業員に関しては、看護職員や介護職員の数だけでなく、それぞれの経験年数、採用者数や退職者数などがわかる。入居者の状況の欄では、平均年齢や男女別人数、入居期間や退去者の理由などがわかる。

 トラブルのもととなる利用料金の償却率や償却年月数なども細かく記載されている。また、施設見学では、とかく設備などに目を奪われがちだが、それよりも長年の実績や住まいとしてどうかといった点に目を向けるべきだと小瀬研究員はいう。長い実績があるということは、入居者からの信頼度が高いということ。スタッフの経験値も高く、介護サービスに対する引き出しも多いからだ。

 施設見学のときは、第一印象を大切にし、できれば食堂で入居者と一緒に食事をするなどして、施設内の雰囲気を肌で感じることも重要。

 また、元気なときの対応のほか、介護状態になったときの世話の仕方、介護居室の様子などもよく聞いておくことが大切だという。

介護が必要になってからでは遅い!?

 ひと口に有料老人ホームといっても、さまざまな種類があり迷うことも多い。そのなかでも、入居時自立型の介護付き有料老人ホームは、それまでの生活から比較的スムーズに移行でき、医療と介護という安心と安全が付いた、元気なときから介護が必要になっても利用できる“終の棲家”になりえる場所なのだ。

 「介護が必要になってから探すのでは、あわてているため検討する時間もなく、自分の意思で選ぶことも困難になってしまう。費用面で比較的余裕があり、お子さんがいないとか、老後のことでお子さんに迷惑をかけたくないなどと思われている方は、早い時期から自立型ホームの検討をするのがいいと思います」(小瀬研究員)

 

※「週刊ダイヤモンド」10月2日号も併せてご参照ください。
※この特集の情報は2010年9月27日現在のものです。

 

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