アドネットワークと自社の純広告を一元管理
――そうした期待を背景にリリースされるのが『Fluct』であると。
古谷 Fluctの特長は、一言でいえば、パソコンやモバイルのメディアに、広告収益の最大化を目指すため最適な広告を配信する仕組みにあります。
情報の提供者側、つまりサプライサイドから見た最適化を目指すシステムということで、Fluctはサプライサイドプラットフォーム(SSP)と称しています。
Yahoo! JAPANのインタレストマッチ®、マイクロアドなど複数のアドネットワークから配信される広告や自社で持つ純広告のなかから、最適な広告を配信します。
また、広告配信における管理業務を軽減できるよう、さまざまなウェブ広告を一元管理できるようにしたいと考えています。
豊富な実績を活用
ディスプレー広告にも対応
――たしかに、SSPに特化したサービスは、まだ日本では少ないという状況。配信モデルには、どのような工夫があるのでしょうか。
古谷 当社では、これまで500社以上のパソコンやモバイルメディアに対して、検索サービスやリスティング広告の導入・運営を支援してきました。その経験から得たノウハウや実績を元に最適化配信モデルを構築しました。
システムはすべて自社開発です。刻々と集積されるデータに基づいて、より収益性の高い配信を実現できる点が、Fluctの大きな強みになっています。どんなジャンルの広告が、そのサイトにとってより効果的に収益を生むのかを徹底的に追求し、配信する広告を毎日更新しています。
また、テキスト広告の効果を上げるため、フォントや字の色を変えるなど、デザインをカスタマイズする機能まで備えました。Fluctを導入すれば、メディア管理者はタグを張るだけでいいという手軽さも魅力です。