他社と差別化するために企業はケイパビリティを独自に組み合わせる必要がある。これをオペレーションチームが明確に認識することにより、企業全体でオペレーションの計画、構築、結果の測定をし、連携できていない箇所、優先順位があいまいな箇所を特定することが容易になる。1つの企業において他と差別化可能なケイパビリティは少ない。能力は時間の経過とともに業界標準となり、さらに進めば基本能力となりより効率性を求められるようになるからだ。戦略を日々の実践に落とし込むことが重要となる(下図)。
これからのオペレーション:
長期にわたる価値の創出
事業計画を立てるときに、貴社は顧客を起点として事業機会を検討するだろう。オペレーションの強みを見出す際にも同じような手法が必要となる。結局、全てが1つのポイントに帰着する:競合との競争にどのように戦い、勝つのか。貴社を差別化するのはなんだろうか?
- 顧客の視点で考えた時に、どのケイパビリティが貴社を優位にするのか。
- 正しいものを提案しているだろうか。
- 貴社の製品・サービスは企業戦略を反映しているだろうか。時代遅れの昔の製品を引きずってないだろうか。
- 正しいことをしているだろうか。既存のケイパビリティを磨き、新しいケイパビリティを構築するためにはどのようなオペレーションを選択するべきだろうか。
この後、数回にわたり、「世界トップ企業の大胆不敵なサプライチェーン」ということで、各先進企業がオペレーションをどのように改革しながら、顧客価値の創出につなげているか考察していきたい。



