日本では近年、研究者に短期的な成果ばかりが求められ、人類社会に本質的なインパクトを与える基礎研究がやりにくくなっている。優れた研究成果をもたらすのは、研究者の内側から長期にわたって湧き続ける純粋な好奇心だ。知的好奇心にあふれた研究姿勢を奨励することが、長期的には社会に役立つ何かを生む可能性を高めるのだ。

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