コロナ禍による経済へのダメージが深刻化する中、重症化リスクの高い高齢者と現役世代、どちらを優先するのか。社会の全体最適のためにどこまでリスクを許容するかは、その国の文化や死生観に大きく左右される。コロナ禍を経て、日本人の死生観と終末医療はどこに向かうのか。がん患者の緩和ケアを専門とし、みとりの現場にも携わる西智弘医師に話を聞いた。

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