パウエルFRB議長は、昨年12月FOMC後の会見で、「前回のバランスシート縮小時の手法は今回のケースには最善ではないかもしれない」と発言。今年1月11日の再任指名に関する公聴会では、22年後半のバランスシート縮小開始の可能性が高いと証言し、今回はFF金利が1%に達する前に量的引き締め(QT)が開始される可能性が高まった。ただ、米利上げやQTが実施された2017年のドル円は「4つの特殊要因」で下落。今回も特殊要因がドル円上昇の抑制要因になるかを当時の経済環境から考察する。
続きを読む米利上げ前倒しで高まる期待、ドル安円高シナリオを支える「4つの特殊要因」
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