2025.1.20
円安ドル高の動きは反転し1ドル「145円」方向へ、米市場に潜む“3つの過剰”
ドル円相場は2024年10月以降、ドル高円安が続いているが、その背景にはトランプ・トレードや日米の金融政策決定会合の影響、さらには英ポンドやユーロの下落など多様なテーマが交錯している。本稿では、そうした為替動向に加え、米国市場に潜む“3…
みずほ証券チーフ為替ストラテジスト
やまもと・まさふみ/中央銀行や内外金融機関での勤務経験を基に、グローバルな視点から為替市場を分析・予測する。日銀で外為市場介入取引、為替市場調査、欧州経済・金融市場調査などに従事した後、セルサイドに転出。バークレイズ銀行など外資系金融機関のチーフFXストラテジスト、外為市場リサーチを行う投資助言代理業の代表取締役、マネックス証券でシニアストラテジストを務めた。15年11月より現職。95年国際基督教大学卒業。
2025.1.20
ドル円相場は2024年10月以降、ドル高円安が続いているが、その背景にはトランプ・トレードや日米の金融政策決定会合の影響、さらには英ポンドやユーロの下落など多様なテーマが交錯している。本稿では、そうした為替動向に加え、米国市場に潜む“3…
2024.12.16
2025年の主要通貨市場は、トランプ次期米大統領の政策など世界経済と国際政治の動向に大きく左右されそうだ。トランプ氏の政策や各国中央銀行の金融政策の違い、日欧の政局不安などを考察し、ドルや円などの為替市場にどのような影響をもたらすか詳…
2024.11.11
米大統領選の開票速報が流れ始めると、米株価指数先物、米10年金利の上昇と共にドルが全般的に上昇。いわゆるトランプ・トレードだ。上院選、下院選ともに共和党優勢との見方から、市場は「レッドスウィープ」(共和党が大統領職、上下両院の過半数…
2024.10.14
石破新首相は、自民党総裁選前の発言を一転させ、解散総選挙の日程や、金融政策、原発政策などにおいて従来の主張を曲げていると捉えられかねない「柔軟性」を示している。こうした柔軟性は、総選挙だけでなく円相場に対しても諸刃の剣となりかねな…
2024.8.26
ドル円は7月3日に付けた162円ちょうど近辺をピークに、一時141円台後半へと下落。FRBの利下げ開始時期が9月となる可能性が高まる一方で、日銀は7月に予想外の利上げを決めたことが響いた。ただ一方で、円売り巻き戻しの動きは一巡し、ドル円は今後…
2024.7.29
ドル円は7月25日に一時152円割れと直近のピークから6%超の下落となった。ユーロ円や豪ドル円などクロス円の下落も目立っており円買いの動きが強まったといえる。現時点で想定される複数の円買い要因を整理し、過去2度見られた円買いの動きと違い、…
2024.6.24
日本当局による円買い介入があったにもかかわらずドル円はじり高の動きを続けており、ドル円が200円に達するといった見方も示されるようになってきた。円安が続く根拠として指摘される円キャリー取引、貿易赤字、資本逃避など5つのポイントを経済指…
2024.5.20
日銀が4月の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めた後、ドル円は160円超えを記録。日本当局はようやく円買い介入に踏み切ったようだが、2022年9月の円安局面時に比べ円買い介入開始が遅かった印象もある。22年9月と今回との違いを整理し、な…
2024.4.23
米インフレ圧力は高止まりしており、市場では米FRBによる利下げが遅れるとの見方が強まっている。一方で欧州などはインフレ鈍化を受けて利下げ開始の機運が高まっている。このままだと先進国で利下げ開始が最後になるのが米国となるかもしれない。…
2024.3.18
3月の日銀・金融政策決定会合を控え、市場ではマイナス金利解除が3月に決まるとの期待感が高まっている。日銀からのリーク化のような観測報道が数多く出され、日本の経済指標も好調だ。春闘の状況などから市場の期待通りに3月のマイナス金利解除が…
2024.2.12
日本の金融市場では株高と円安が同時に起こりやすい。しかし世界を見渡すと、株高と通貨高が同時に起こりやすい国も多い。株高と通貨高が同時に起きる国の条件を整理することで日本が株高と通貨安の関係にある「例外的な」存在であることを明らかに…
2024.1.15
23年の新興国通貨はメキシコペソ、ポーランドズロチ、ブラジルレアルなどが米金利上昇にもかかわらず対ドルで上昇した。24年は米国で利下げが見込まれる一方で中国景気の減速懸念が強いままで、多くの新興国で重要な選挙も予定されているなど、新興…
2023.12.12
今年(23年)はドル高が目立ったように思われるが、ドルの上昇率は中の下程度であり、最も上昇したのはフラン、ポンド、ユーロなど欧州通貨で、円とノルウェークローナが最も弱かった。24年の主要通貨を巡る焦点は、各国でインフレが鈍化する中での…
2023.11.27
ロシアによるウクライナ侵攻で始まったウクライナ戦争は当初の予想に反し長期化している。ただ、現在と今後の国際情勢の変化を踏まえると、ウクライナは戦闘を継続することが困難となる可能性が高まっており、停戦機運が従来よりも高まっている。ウ…
2023.10.30
イスラム系武装組織ハマスがイスラエルを攻撃したことで中東の地政学リスクが一気に高まった。イスラエルが地上侵攻を開始すれば、イランが軍事関与を強めたり、ホルムズ海峡を封鎖するリスクも想起される。中東情勢悪化で生ずると考えられるリスク…
2023.9.19
日本銀行の植田和男総裁は、読売新聞とのインタビューにて、マイナス金利を年末までに解除する可能性を言及した。同発言が広がった当初は円高の動きがみられたが、その後は、一転して円安の動きが継続。為替市場に対する日銀の影響力が低下したかの…
2023.8.21
7月28日の日本銀行・金融政策決定会合では、イールドカーブコントロール(YCC)政策が修正され、日本の10年金利の事実上の許容上限水準が0.5%から1.0%へ引き上げられたが、ドル円は下がらず、むしろ上がった。日銀が昨年12月にサプライズ的に金融…
2023.7.25
7~9月期の主要通貨では、各国金融政策スタンスの違いが引き続き注目される。7~9月期に利上げが終了し、打ち止め感が広がるのかが通貨パフォーマンスに影響を与えるだろう。為替アナリストのベテランが、主要国中銀の金融政策の先行きを整理すると…
2023.6.19
ドル円は141円台へ上昇したことで、以前は主流とみられていたドル安円高予想に代わり、150円方向へ再び上昇するとみる向きが増えてきた。こうした見方に反して、依然としてドル安円高を予想する筆者が、米国経済・インフレなど“円安派”が指摘する…
2023.5.22
ドル円は年初来安値の127円台から138円台に回復しているが、総じてみると今年は130-135円を中心とした方向感に欠ける展開が続いている。複数の要因が強弱どちらにも解釈できる「どっち付かず」の状態が続いているためと考えられる。ドル円が方向感…
アクセスランキング
「すぐに店長を呼べ。クビだ!」ユニクロ柳井正がブチギレた緊迫現場「抜き打ちチェック」がしんど過ぎて涙目になる
「夫婦の会話が楽しくありません」→103歳おばあちゃんのアドバイスが納得感しかなかった!
中居正広「9000万円トラブル」を一刀両断、最も無責任な“あり得ない”関係者とは
遊びに来た友人がなかなか帰らないとき、感じのいい人は「そろそろ帰って」の代わりに何と声をかける?
【身体はゴミ箱じゃない】痩せたいなら、一番最初にすべき行動・ベスト1
「すぐに店長を呼べ。クビだ!」ユニクロ柳井正がブチギレた緊迫現場「抜き打ちチェック」がしんど過ぎて涙目になる
「夫婦の会話が楽しくありません」→103歳おばあちゃんのアドバイスが納得感しかなかった!
中居正広「9000万円トラブル」を一刀両断、最も無責任な“あり得ない”関係者とは
「コミュ力が低い子」の親が無意識で繰り返している“NG習慣”とは?〈再配信〉
お酒の席で超富裕層が「緑茶ハイ」を注文する意外な理由【プライベートバンカーが明かす】
「すぐに店長を呼べ。クビだ!」ユニクロ柳井正がブチギレた緊迫現場「抜き打ちチェック」がしんど過ぎて涙目になる
中居正広「9000万円トラブル」を一刀両断、最も無責任な“あり得ない”関係者とは
「亀田製菓、ざまあ」まだ不買運動を続けている人が“日本の敵”になってしまうワケ
遊びに来た友人がなかなか帰らないとき、感じのいい人は「そろそろ帰って」の代わりに何と声をかける?
お酒の席で超富裕層が「緑茶ハイ」を注文する意外な理由【プライベートバンカーが明かす】
「すぐに店長を呼べ。クビだ!」ユニクロ柳井正がブチギレた緊迫現場「抜き打ちチェック」がしんど過ぎて涙目になる
本当に利益出てるの?スズキ・フロンクスのお値段に「ちょっと信じられない」「心配になる」
鹿島、大成建設、清水建設…25年は「ゼネコンのターン」でわが世の春到来も、付きまとう業績悪化リスクとは?
「そりゃ資産価値が落ちるわ…」マンション管理で住民が絶対に注意すべき「5つのポイント」とは?【専門家が解説】
円安ドル高の動きは反転し1ドル「145円」方向へ、米市場に潜む“3つの過剰”