
2025.4.14
「ドル安・円高」相場の幕開け近く、トランプ関税と地政学リスクで米国は“トリプル安”懸念
4月以降の為替市場は、トランプ政権の高率関税政策、主要国の金融政策の分岐、そしてウクライナ停戦の可能性という三つの焦点によって、ドル安・円高の展開が意識され始めている。特に、米国経済にスタグフレーションの兆しが見られる中での相互関…
みずほ証券チーフ為替ストラテジスト
やまもと・まさふみ/中央銀行や内外金融機関での勤務経験を基に、グローバルな視点から為替市場を分析・予測する。日銀で外為市場介入取引、為替市場調査、欧州経済・金融市場調査などに従事した後、セルサイドに転出。バークレイズ銀行など外資系金融機関のチーフFXストラテジスト、外為市場リサーチを行う投資助言代理業の代表取締役、マネックス証券でシニアストラテジストを務めた。15年11月より現職。95年国際基督教大学卒業。
2025.4.14
4月以降の為替市場は、トランプ政権の高率関税政策、主要国の金融政策の分岐、そしてウクライナ停戦の可能性という三つの焦点によって、ドル安・円高の展開が意識され始めている。特に、米国経済にスタグフレーションの兆しが見られる中での相互関…
2025.3.17
トランプ政権が発足し、関税強化や保護主義的政策が次々と打ち出される中、市場では「プラザ合意2.0」とも呼ばれるドル安誘導策の可能性が囁かれている。1985年のプラザ合意と類似した状況として、米国の経常赤字の拡大や実質実効為替レートの高止…
2025.2.17
トランプ政権の経済政策は、減税や関税引き上げといったドル高要因と、関税による景気減速やエネルギー価格抑制といったドル安要因が混在している。市場はこれまでドル高材料のみを織り込んでいたが、ドル安要因が意識されるにつれ、ドルロングの巻…
2025.1.20
ドル円相場は2024年10月以降、ドル高円安が続いているが、その背景にはトランプ・トレードや日米の金融政策決定会合の影響、さらには英ポンドやユーロの下落など多様なテーマが交錯している。本稿では、そうした為替動向に加え、米国市場に潜む“3…
2024.12.16
2025年の主要通貨市場は、トランプ次期米大統領の政策など世界経済と国際政治の動向に大きく左右されそうだ。トランプ氏の政策や各国中央銀行の金融政策の違い、日欧の政局不安などを考察し、ドルや円などの為替市場にどのような影響をもたらすか詳…
2024.11.11
米大統領選の開票速報が流れ始めると、米株価指数先物、米10年金利の上昇と共にドルが全般的に上昇。いわゆるトランプ・トレードだ。上院選、下院選ともに共和党優勢との見方から、市場は「レッドスウィープ」(共和党が大統領職、上下両院の過半数…
2024.10.14
石破新首相は、自民党総裁選前の発言を一転させ、解散総選挙の日程や、金融政策、原発政策などにおいて従来の主張を曲げていると捉えられかねない「柔軟性」を示している。こうした柔軟性は、総選挙だけでなく円相場に対しても諸刃の剣となりかねな…
2024.8.26
ドル円は7月3日に付けた162円ちょうど近辺をピークに、一時141円台後半へと下落。FRBの利下げ開始時期が9月となる可能性が高まる一方で、日銀は7月に予想外の利上げを決めたことが響いた。ただ一方で、円売り巻き戻しの動きは一巡し、ドル円は今後…
2024.7.29
ドル円は7月25日に一時152円割れと直近のピークから6%超の下落となった。ユーロ円や豪ドル円などクロス円の下落も目立っており円買いの動きが強まったといえる。現時点で想定される複数の円買い要因を整理し、過去2度見られた円買いの動きと違い、…
2024.6.24
日本当局による円買い介入があったにもかかわらずドル円はじり高の動きを続けており、ドル円が200円に達するといった見方も示されるようになってきた。円安が続く根拠として指摘される円キャリー取引、貿易赤字、資本逃避など5つのポイントを経済指…
2024.5.20
日銀が4月の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めた後、ドル円は160円超えを記録。日本当局はようやく円買い介入に踏み切ったようだが、2022年9月の円安局面時に比べ円買い介入開始が遅かった印象もある。22年9月と今回との違いを整理し、な…
2024.4.23
米インフレ圧力は高止まりしており、市場では米FRBによる利下げが遅れるとの見方が強まっている。一方で欧州などはインフレ鈍化を受けて利下げ開始の機運が高まっている。このままだと先進国で利下げ開始が最後になるのが米国となるかもしれない。…
2024.3.18
3月の日銀・金融政策決定会合を控え、市場ではマイナス金利解除が3月に決まるとの期待感が高まっている。日銀からのリーク化のような観測報道が数多く出され、日本の経済指標も好調だ。春闘の状況などから市場の期待通りに3月のマイナス金利解除が…
2024.2.12
日本の金融市場では株高と円安が同時に起こりやすい。しかし世界を見渡すと、株高と通貨高が同時に起こりやすい国も多い。株高と通貨高が同時に起きる国の条件を整理することで日本が株高と通貨安の関係にある「例外的な」存在であることを明らかに…
2024.1.15
23年の新興国通貨はメキシコペソ、ポーランドズロチ、ブラジルレアルなどが米金利上昇にもかかわらず対ドルで上昇した。24年は米国で利下げが見込まれる一方で中国景気の減速懸念が強いままで、多くの新興国で重要な選挙も予定されているなど、新興…
2023.12.12
今年(23年)はドル高が目立ったように思われるが、ドルの上昇率は中の下程度であり、最も上昇したのはフラン、ポンド、ユーロなど欧州通貨で、円とノルウェークローナが最も弱かった。24年の主要通貨を巡る焦点は、各国でインフレが鈍化する中での…
2023.11.27
ロシアによるウクライナ侵攻で始まったウクライナ戦争は当初の予想に反し長期化している。ただ、現在と今後の国際情勢の変化を踏まえると、ウクライナは戦闘を継続することが困難となる可能性が高まっており、停戦機運が従来よりも高まっている。ウ…
2023.10.30
イスラム系武装組織ハマスがイスラエルを攻撃したことで中東の地政学リスクが一気に高まった。イスラエルが地上侵攻を開始すれば、イランが軍事関与を強めたり、ホルムズ海峡を封鎖するリスクも想起される。中東情勢悪化で生ずると考えられるリスク…
2023.9.19
日本銀行の植田和男総裁は、読売新聞とのインタビューにて、マイナス金利を年末までに解除する可能性を言及した。同発言が広がった当初は円高の動きがみられたが、その後は、一転して円安の動きが継続。為替市場に対する日銀の影響力が低下したかの…
2023.8.21
7月28日の日本銀行・金融政策決定会合では、イールドカーブコントロール(YCC)政策が修正され、日本の10年金利の事実上の許容上限水準が0.5%から1.0%へ引き上げられたが、ドル円は下がらず、むしろ上がった。日銀が昨年12月にサプライズ的に金融…
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