気候変動が加速して平均気温が上昇し、自然災害も増加している。森林の大規模伐採が、そのひとつの原因であることを科学的に実証した森林生態学者・スザンヌ・シマードは、アメリカの『TIME』誌で今年「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。彼女の初著書『マザーツリー 森に隠された「知性」をめぐる冒険』が世界でベストセラーになったのも、人々の環境問題に対する危機感の現れだろう。 本書が共感を呼んでいるポイントはもうひとつある。男性社会で孤独な研究を続けていたシマードは、結婚して2人の娘を授かったが、仕事と家庭を両立できずに離婚。さらに、がんを患い乳房全摘手術を受けたシマードの紆余曲折の人生だ。そこで今回、本書の内容から、世界に影響を与えた科学者が離婚と乳がん闘病で気づいた後悔しない生き方について紹介する。(文/樺山美夏、ダイヤモンド社書籍オンライン編集部)
続きを読む【仕事か家庭か】離婚と乳がんを乗り越え、注目の女性科学者が見つけた“人生で大事なこと”
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